
子供の見まもり用にキッズスマートウォッチを考えているんだけど、Amazonの検索で一番上に出てくるQISHUO ってどうなのかな? 1万円越えだし、使えなかったらいやだなあ・・・

ぼくはQISHUOのLT21 を使っているよ。ちょっとクセがあって慣れるまで時間がかかるけど、十分使えるよ。時計の表示もスマホのアプリも日本語だし、端末価格は比較的安い方かな?

そうなんだ。ちなみに、このスマートウォッチはSIMフリーだよね? どこのSIMがいいのかな?

コスパが良いのは、通話SIMだったらHISモバイルの「自由自在290」、データSIMだったら同じくHIS Mobileのビタッ!プランか、b-mobileの「190PadSIM」だね。
本記事は、QISHUO の見守り用キッズスマートウォッチ”LT21″ をレビューしていきます。
これまで多くのキッズスマートウォッチを使用してきた筆者が、「QISHUO のスマートウォッチが見守り用として十分か?」を解説しました。実際に使用した感想も書いていますので、参考にしてみてください。
なお、本スマートウォッチは”SIMフリー” なので、自分でSIMカードを選ぶ必要があります。
本記事では、実際に筆者が試したコスパの良い「通話SIM」と「データSIM」のおすすめも紹介しています。
それでは、本記事を読んで、QISHUOのキッズスマートウォッチとSIMの購入を検討してみてください!
QISHUO とは?
“QISHUO” をGoogleで検索すると、Amazonで販売されているキッズスマートウォッチがトップに表示されます。Amazon以外の公式サイトは見当たりません。
さらに、Amazon 内の「QISHUOのストアを表示」 をクリックすると、こちらのページにとびます。
QISHUOは、主に釣り具を販売しているお店のようです。
ただし、先ほどのAmazonのストア内検索で”キッズスマートウォッチ”と入れると、ちゃんとキッズスマートウォッチが表示されます。
あくまで筆者の想像ですが、QISHUOはAmazonをメインに釣り具を販売しているお店で、キッズスマートウオッチの販売も手掛けている(製造はしていない?) のではないかと思います。
釣り具とスマートウォッチの組み合わせは変わっていますが、筆者がキッズスマートウォッチを買い始めた2020年には、既にQISHUOはスマートウォッチを販売していたので、それなりに販売歴は長いと思います。
QISHUO のキッズスマートウォッチ【モデル別の機能比較】
以下の表に、QISHUOが現在販売している3種類のキッズスマートウォッチの価格と特長をまとめました。なお、GPSによる位置検索や電話、ビデオ通話、チャット、SOS、防水などの基本的な機能はどれも同じなので、表には入れていません。
モデル名 | 価格 | 日本語 | 懐中電灯 | 音声聞取り※2 |
LT21 | 11,950円 | 対応 | あり | なし |
LT25 | 12,150円 | 対応 | なし | あり |
LT05 | 1,1700円 | 非対応※1 | あり | なし |
※1 口コミには日本語非対応と書かれていますが、古めの口コミが多いので、ソフトウェアがアップデートされている可能性があります。購入される方は念のためご確認ください
※2 スマホアプリで操作して、スマートウォッチから自動で電話を掛ける機能。子供の周辺の音を聞くために使う機能
LT21とLT25が日本語対応しているのでオススメです。いざという時に身につけていないと意味がないので、日本語で分かりやすいものを選んで、身につけるハードルは下げるべきです。
懐中電灯は最初「何に使うの?」と思いましたが、秘密の道具っぽい感じが、子供の遊び心をくすぐると思います。あきたら終わりになる確率は高いですが・・・。
音声聞取り機能は、子供が電話やチャットの通知に気づかないときに便利です。
例えば、公園で遊んでいるときや、大きな道路の近くを歩いていて周りがうるさい時です。連絡がつかないと親は心配になりますが、この機能で子供の周りの音を聞くことによって、何をしているか、おおよその見当がつきます。さらに、GPSで位置情報も見れば、「子供が安全な状態かどうか?」は確認できます。
この音声聞き取り機能はLT25にしかないため、この機能が欲しい人は、本記事でレビューしているLT21ではなく、LT25の購入を検討してみてください。
キッズスマートウオッチ LT21の本体と付属品
本体と一緒に入っていた付属品はこちらです。

保護フィルムが最初からついているのは、地味にうれしいですね。工具は、SIMカードの出し入れをする際に使うものです。
子供が勝手にいじらないようになのか、SIMカードはねじを取らないと出し入れできない構造になっています。そのため、ドライバー、ピンセット、カードを押すコテのような治具が付いています。予備のネジも1個ついていました。
おもな見まもり機能一覧【通話SIM/ データSIMでできること】
主な見まもり機能の一覧と、「通話SIM」と「データSIM」それぞれができることをまとめました。
機能名 | 通話SIM | データSIM |
---|---|---|
音声通話 (電話番号を利用) | 可 | 不可 |
ビデオ電話 | 可 | 可 |
SOS | 可 | 不可 |
ボイスチャット | 可 | 可 |
テキストメッセージ (スマホからの発信のみ) | 可 | 可 |
GPSによる位置検索 | 可 | 可 |
GPSによる位置記録(追跡) | 可 | 可 |
当然ですが、音声通話(090-xxxx-yyyy のような電話番号を使う通話)は、通話SIMしかできません。
このモデルには、LINEの音声通話のようなIP電話機能はないので、「データSIM」で通話したい場合は、”ビデオ電話” を使うことになります。基本的に、ビデオ電話で十分コミュニケーションできるため、不足は感じません。
ただし、「データSIM」には一つ弱点があります。
スマホの専用アプリが立ち上がっていないと、かかってきた電話やメールの通知が出てこないことがあります(スマホとアプリの相性や、通知設定によって状況はかわります)。そのような場合は、子供からのビデオ通話やチャットに気づかないということになります。
そのため、「必ずスマートウォッチ側から連絡を取れるようにしたい」という人には、通話SIMをおすすめします。通話SIMは、いざという時に普通の電話回線が使えるため安心です(ただし、通話料はかかります)。つまり、電話回線そのものがダメにならない限り通知のトラブルは無くなります。
もう一つ、データSIM で使えない機能がSOS機能です。
詳細は後述しますが、SOS機能を使いたいという人にも、通話SIMを選んでください。
主な機能の紹介と使ってみた感想
他のキッズスマートウォッチと比較して、機能の数はとても多いと思います。ただし、あまり使わない機能も多いので、重要と思われる機能を順番に紹介していきます。
GPSによるリアルタイム位置情報の取得
位置精度は悪くないと思います。
もちろん使用環境にもよると思いますが、筆者の感覚では誤差数メートル~20メートルぐらいに収まっていることが多いように思います。
こちらがスマホのアプリでリアルタイム位置検索した際の表示画面です(一部ぼかしています)。見え方は、普通の地図アプリと同じですね。

たまに、前回の記録が表示されていて「あれ?」と思うことがありますが、しばらく(数十秒) 待てば、ちゃんと更新されます。
GPSの追跡(トラッキング)機能
筆者はまだこの機能を使いこなせていません。正直言って、直感的に使えないです。
もう少し試行錯誤して、使い方と感想を更新したいと思います。
電話機能(音声通話とビデオ通話)
通話SIMのみ使える電話(電話番号090-…,080-… を必要とする電話) と、LINEのようなビデオ通話があります。
ビデオ通話はデータSIMでも使用することができます。ただし、IP電話(LINEの音声通話のような音だけの電話) 機能はありません。
ビデオ通話時のスマートウォッチの画質は、あまりきれいではないですが、コミュニケーション上の不都合はないと思います。
チャット(WeChat)
チャットのアプリとして、最初からWeChatが入っています。見まもりツールとしての不足は感じませんが、遊び心のようなものはあまりないかな?というのが筆者の感想です。
時計からは、録音した音と写真を送ることができます。主な使い方は、「今からかえるよー」みたいな声を送る感じですね。時計から文字は打てません(これは他社製品も同じ)。残念ながら、絵文字やスタンプのようなものはありません。
スマホ側からは、文字と声、写真が送れます。スタンプも表示されますが、タップしても「対応していません」と表示されます。簡単な顔文字は送れます。

SOS(通話SIMのみ)
QISHUOのスマートウォッチのSOS機能は、電話機能を使います。
文字盤横の銀色のボタンを3秒以上押すと、あらかじめスマホのアプリに登録しておいた電話番号に発信する仕組みになっています。
“データSIM” の場合は、そもそも音声通話機能が使えないので、ボタンを長押ししてもSOS発信に失敗します。
少しタイムラグは有りますが、こちらの動画のように電話が発信されます。
SOS発信後の録音機能は無いので、電話に出れなかったときに子供の安全を確認したい場合は、GPSで位置を確認したり、電話をかけなおすことになります。
おすすめのSIMについて
筆者おすすめの「通話SIM」はHISモバイルの「自由自在290」です、月額基本料290円(通話料は別)で、通話料が9円/30秒(税込) とコスパがとても良いです。
スマートウォッチは、楽天のような通話料が安くなる専用電話アプリが入れられないので、通話料が安いことはとても大事です。
「自由自在290」は基本料だけでなく通話料も安い!
「データSIM」であれば、HIS Mobileのビタッ!プラン(月額198円~)か、b-mobileの「190PadSIM」(月額209円~) のコスパが良く、おすすめです。
以下の表にまとめたように、HIS もb-mobile も100MB までは約200円でかわらないのですが、100MBを超えてしまったときにb-mobile は528円で済むため、安心感があり、おすすめです。
「190PadSIM」は、100MB こえても1GBまで528円で安心!
SIMについての詳細は、OAXIS のキッズスマートウォッチの記事 にケース別のおすすめを書いていますので、参考にしてみてください。QISHUO の場合も同じと思っていただいてOKです。
より多くのSIMと比較してみたいという方は、以下の記事で、1GB 未満がお得な”通話SIM”と”データSIM” それぞれの比較をまとめていますので、あわせてご覧ください。
まとめ
子供の見まもり用にQISHUOのキッズスマートウォッチを検討しているママ・パパのために、LT21 モデルをレビューしました。
QISHUOのキッズスマートウォッチは中価格帯とはいえ、1万円越えなので失敗できません。
そこで、多くのキッズスマートウォッチを使ってきた筆者が実際に使ってみて、主要な見まもり機能が使えるか? 使い心地はどうか?を解説しました。
また、QISHUOのスマートウォッチには専用SIMが用意されていないので、コスパが良くて筆者おすすめのHISモバイル「自由自在290」(通話SIM)、同じくHIS Mobileのビタッ!プラン(データSIM)、b-mobileの「190PadSIM」(データSIM) を紹介しました。
QISHUO のキッズスマートウォッチは、うまく使いこなせば、GPSと通話、チャットが使えて十分みまもりツールとして使えると思います。端末価格も1万円越えではありますが、見まもりGPSとしては、平均的な価格だと思います。
ぜひ、QISHUOのスマートウォッチとSIMを検討してみてください!
「自由自在290」は基本料だけでなく通話料も安い!
「190PadSIM」は、100MB こえても1GBまで528円で安心!
コメント
初めまして。
今まさに、LT25モデルのAPN設定ができずに困っております。
APN→オプション→新しく追加 で進むのですが、新しく追加を触ると、オプション選択の画面表示に戻ってしまいます。
本来でしたら今日子供の誕生日に設定を済ませて渡したかったのですが、断念して一旦時計として渡すことにしました。
後から設定しなければならないので、もし何かお分かりでしたら是非ご教示いただきたいです。
宜しくお願いいたします。
コメントありがとうございます!
ひょっとして、SIMカードを入れていないということはないでしょうか?
コメントありがとうございます。
ひょっとしてSIMカードを入れずに、設定に進んでいるということはないでしょうか?
たしかSIMを認識しないとAPNの追加に進めない設定になっているはずです。