うちの子にスマホはまだ早いから、見守り用にキッズ携帯やキッズスマホを考えているんだけど、キッズスマートウォッチというのもあるのよね? それぞれどんなメリットとデメリットがあるのかしら?
いろいろあって選ぶの難しいよね・・・。 メリット・デメリットと一緒に、どんな人にどのデバイスが最適かをまとめたよ!順番に説明していくね!
ども!カワエビです。X とインスタ もやっています。本記事へのコメント投稿もできますので、質問などある方は一番下のフォームからお気軽にどうぞ!
本記事は、スマホ以外で子供の見まもりに「どんな方法(製品)があるか?」「どう選んだらよいか?」についてまとめました。
次に、キッズスマートウォッチとキッズスマホ、キッズ携帯それぞれのメリット・デメリットについて、わかりやすく一覧表で比較しました。さらに、具体的な商品の比較とおすすめについても解説していますので、参考にしてみてください。
本記事は以下のような人におすすめです。
- 子供にGPSと通話機能がある見まもりデバイスを持たせたいが、どれが良いかわからない
- それぞれのメリット・デメリットを知りたい
- 端末価格と月々の費用がどれくらいかかるかを知りたい
- おすすめの商品を教えてほしい
通話機能の有無、コスパ、身に着けやすさ、デザインなど、親子それぞれの希望があって悩ましいと思いますが、本記事を読んでぜひ最適な製品を見つけてください!
なお、本記事の”見まもり” の定義は「GPSで子供の位置情報が得られる」かつ「通話やチャット・メールでコミュニケーションできる」こととします。また、製品と価格の情報は、変更されている場合があるので、購入する場合は改めてご確認ください。
何を選ぶべきか?(スマートウォッチ、キッズ携帯、キッズスマホ)
もちろんコストは大事なのですが、どの方法もしっかり製品を選べば、200~1,500円/月 程度におさまります。見守りツールを選ぶにあたって重要なポイントは、子供の年齢や使い方に合わせて、何をやりたいか?(やらせたいか?) だと思います。ただし、ここがもっとも難しく、多くのママやパパが頭を悩ませるポイントでもあります。
そこで、こちらの記事に、小学生を子供に持つママとパパ200人にアンケートを取った結果をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。「いつ頃から何を持たせたのか?」「良かった点・悪かった点は?」「持たせて良かったエピソード」など、生の声をたくさん集めました。
見まもりGPS機器を選ぶ流れ(フローチャート)
まだどの製品にするか悩んでいる方は、こちらのフローチャートを使って検討してみてください。「はい」か「いいえ」を選びながら進むと、おすすめの見守りデバイスがわかるようになっています。
メリット・デメリット
次に、それぞれのメリット・デメリットと月々の基本料を表にまとめました。こちらをご覧いただき、「自分の子どもにどの製品があっているか?」の参考にしてみてください。
製品 | メリット | デメリット | 月々の費用 |
キッズスマートウォッチ | ・SIMフリーなのでコスパが良い ・身につけやい(首から下げなくてよい) ・置き忘れしにくい ・デザインが良い | ・学校が持込を禁止している場合がある ・他と比べると電池の持ちがよくない ・イヤホン(ヘッドセット)を付けないと会話が筒抜け | 198円~ |
キッズスマホ | ・スマホを持つ練習になる ・親のキャリアに関係なく使える ・友達とLINEできる ・多機能(アプリ、ネット、動画再生など) | ・フィルターやアプリ制限など管理が必要 ・ややコスパが悪い ・首に下げていると邪魔になる ・スマホ依存のリスクがある | 1,100円~ |
キッズ携帯 | ・安く家族間通話できる可能性がある (キャリアの家族割引が必要) | ・親のスマホが3大キャリアでないと制約が多い ・首に下げていると邪魔になる | 539~880円 +通話料 |
見まもりGPS機器の年代別おすすめ
うちの子は4月から小学校に入るんだけど、どれがおすすめ??
小1なら、置き忘れしにくてコスパの良いスマートウォッチがおすすめだよ!ただし、学校が持ち込みを禁止している場合もあるから注意してね。
年代別の個人的おすすめは以下の通りです。学校のルールや周りの友達が何を持っているかにもよるのですが、参考にしてみてください。
- 小学校低学年:スマートウォッチ
- スマートウォッチは外遊びの時に身につけやすいし、通学時もランドセルに入れる(またはベルトを外してキーホルダーにする)ことができるため、特に低学年の子供におすすめです。また、ネットや動画が見れない点も、心配の種がなくオススメです。
- 小学校中学年:スマートウォッチかキッズ携帯
- まだスマホは持たせたくないので、やはりスマートウォッチがおすすめです。周りの友達がキッズ携帯やキッズスマホを持っていて、どうしても通話したいという場合は、スマートウォッチに”音声通話SIM”を使うか、キッズ携帯がおすすめです。
- 小学校高学年:ご家庭の方針しだい
- ご家庭の方針によって、筆者はどれでもよいと思います。スマホを持つ練習もかねてキッズスマホも選択肢に入ると思いますし、ちゃんと親子で話し合いながら運用できるのであれば、フルスペックのスマホでも良いかもしれません。ただし、SNSや動画、ゲームにのめりこみすぎないように管理が必要なので、親の負担は増えると思います。
ちなみに、筆者の娘は小学校に入るタイミングで、「公園に遊びに行く時も邪魔にならない」、「デザインがかわいく、自分から身に着けてくれそう」という点を重視して、キッズスマートウォッチを選択しました。興味がある人は、おすすめのキッズスマートウォッチ という記事をご覧ください。
各機器のメリット・デメリットとおすすめの製品
以下に各機器のメリット・デメリットをまとめました。また、代表的な製品を比較して、おすすめを挙げたので、参考にしてみてください。
キッズスマートウォッチのメリット・デメリット
前述のまとめ表にも書きましたが、より詳しくは、以下の5つが大きなメリットです。
キッズスマートウォッチのメリット
- コスパの良いSIMを選べば、月々の基本料が安い(198円~)※
- 登下校や習い事、留守番や外遊びなど、マルチに使える
- 公園に行く時などに身に着けやすく、邪魔にならない(首に下げなくてよい)。置き忘れもしにくい
- デザインがかっこ良い(かわいい) ので、子供が身につけるのを嫌がらない
- GPSだけでなく、電話やカメラ、音楽再生などの機能があり、子供が楽しく使うことができる
- 防水と歩数計の機能があり、活動量計としても使える。心拍数モニターがある製品もあある
- アプリを入れたり、ネットや動画を見たりできないので、余計な心配をしなくてよい
※安いSIMが使えない端末もあります。
最大のデメリットは、学校が持ち込みを禁止している場合があることです。
逃げ道としては、音が出ないマナーモードにしてランドセルに入れる方法が考えられますが、製品によっては、時計のベルトを外してキーホルダー型にできるものもあります(例えば、myFirst Foneシリーズ)。以下の写真が、ベルトを外して専用のシリコンケースに入れた状態です。2021年モデル(myFirst Fone R1)にはこのケースとカラビナが付属されています。2022年モデルのR1s と2023年モデルのS3 は、オプション(別売)なので、注意してください。
最近、筆者の娘は、こちらの写真のようにリール付きのカラビナを買ってつけています。いちいちランドセルから外さなくてよくなったので、使いやすいようです。
おすすめのキッズスマートウォッチ
私のおすすめは、以下の4本です。通話とチャット、GPS 機能が付いているものの中から、使いやすく、機能性が高いものを選んでいます。
筆者おすすめのキッズスマートウォッチ
- myFirst Fone R2 (2024年モデル、丸形)
- myFirst Fone S3+ (2024年モデル、スクエア形)
- myFirst Fone R1c (2024年モデル、丸形、SIMフリー、エントリーモデル)
- myFirst Fone S3 (2023年モデル、スクエア形、SIMフリー)
詳しくは、こちらの記事 でmyFirst Fone シリーズの価格と性能、デザインを比較していますので、あわせてご覧ください。SIM の選び方については、myFirst Fone シリーズに使えるSIMの比較と選び方 で詳しく説明していますので、あわせてご覧ください。
myFirst Fone は公式サイトが最安値!
キッズスマホのメリット・デメリット
キッズスマホの大きなメリットは、以下の通りです。環境によって違いはありますが、最近ではスマホを持つタイミングがかなり低年齢化していると感じます。例えば、筆者の娘は小学3年ですが、「友達とLINEしたい」「自撮りして遊んでいる友達がいる」という理由で、スマホが欲しいという思いが強くなっているようです。
キッズスマホのメリット
- ウェブサイトの閲覧、SNS、アプリ、動画サイトの閲覧などができる
- スマホを持つ練習になる
- 親のキャリアに関係なく電話を持たせることができる
- LINEなどを使って、友達とコミュニケーションがとりやすい
- 自撮りして遊ぶことができる
一方で、キッズスマホのメリットは、デメリットになることもあります。こちらにデメリットをまとめました。
キッズスマホのデメリット
- 学校への持ち込みが禁止されていることが多い
- アプリ、SNS、動画サイトなど誘惑が多く、スマホ依存のリスクがある
- 閲覧サイトのフィルターやアプリの制限、利用状況のモニターなどが必要で管理に手間がかかる
- 月々の基本料がやや高い(1,100円~)
周りの友達がキッズスマホやスマホを持ち始めると、いずれ購入を検討することになると思いますが、管理方法は事前に考えておく必要があります。
キッズスマホの製品比較とおすすめ
おすすめのキッズスマホの比較を表にまとめました。
製品名 | 端末代(税込) | 月々の費用(税込) | データ容量 | 追加の通信費 | 利用制限について |
トーンモバイル e21. rev.2 | 9,980円 832円(12回払い) 416円(24回払い) | 1,100円 | 無制限 (動画は1GBまで) | 追加の動画視聴はチケット制(330円/1GB) | TONEファミリー(308円/月) 加入で、利用時間・アプリ制限。自画撮り被害防止機能もあり。 |
トーンモバイル e22 | 21,780円※1 | 同上 | 同上 | 同上 | 同上 |
Hamic POCKET | 18,700円 | 1,100円 | 1GB | 200MB: 220円 500MB: 550円 1GB: 880円 | Google ファミリーリンク※2でアプリの利用を管理 |
※1 TONE Lab(無料) への参加した場合の価格
※2 Hamic POCKET のアプリではなく、Google の汎用アプリです(無料)。詳細はこちら。
個人的なオススメはトーンモバイル のe21. rev.2 です。端末価格は1万円を切っていますし、データ無制限であることを考えると、基本料のコスパも良いです。また、端末はスマホそのものなので、途中からAndroidのフルスペックのスマホとして使うことも可能です。
Hamic POCKET は、”プレスマホ” とうたわれている通り、アプリが使えるキッズケータイといった感じです。デザインもスマホとキッズケータイの中間のようなかわいさなので、親としても持たせやすいと思います。また、防犯ブザー付きなので、持ち物が増えないところもメリットです。
月々308円のオプションで充実の見まもり機能を追加!
これからスマホデビューする 子どものためのプレスマホ
キッズ携帯のメリット・デメリット
キッズ携帯のメリットは以下の通りです。未だスマホを持たせたくないけど、通話はたくさん使いたいという方には良い選択だと思います。
キッズケータイのメリット
- 家族間通話が無料で使える(親が3台キャリアを使っていて、家族割引が使える場合)
- 友達と電話ができる(スマートウォッチよりも通話しやすい)
- アプリ、SNS、動画再生などが使えないので、親の負担が少ない
また、適切な製品を選べばキッズスマホよりは若干割安になります。子供の楽しさ的には中途半端かもしれませんが、ニーズはあると思います。
次に、キッズケータイのデメリットはこちらです。
キッズケータイのデメリット
- 親が3台キャリアでないと制約が多い
- 首から下げたりバッグに入れたりする必要があるので、低学年の子には管理が難しい
- すぐに「スマホが欲しい」と言い出す可能性がある
最大のデメリットはやはり親のキャリアです。そもそもドコモ、au、ソフトバンクユーザーでなければ、親のキャリアを乗り換えるところからなので、ハードルが高いです。ただし、3台キャリアユーザーであれば、無料で家族間通話(IP電話ではない)が使い放題なので、メリットと感じる人もいると思います。
キッズ携帯の製品比較とオススメ
キッズ携帯がちょうど使い勝手が良いという方には、コスト優先でソフトバンクをオススメします。ドコモとauはGPS機能が別料金です。ソフトバンクの中でも、”キッズフォン”の2機種はカメラ付きで、”見守りケータイ”はカメラ無しです。
製品名 | キャリア | 端末代(税込) | 月々の基本料(税込) | 通話料(税込) | GPS使用料(税込) 他 |
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キッズケータイ | ドコモ | 396円×36回 (14,256円) | 550円 | 22円/30秒 (ファミリー割 使用であれば、家族間の通話は無料 | ・位置検索オプション費用: 220円/月, 検索1回5.5円 ただし、ahamo契約者はGPS検索できない |
マモリーノ5 | au | 440円×36回 (15,840円) | 550円※ | 22円/30秒 (au電話宛は無料) | 330円 パケット料別 (安心ナビ) |
キッズフォン 2 | SoftBank | 750円×24回 (18,000円) | 539円 | 5分以内: 無料(他社への電話もOK) 5分以上: 家族割引で家族への通話無料。家族割引なしでは22円/30秒 | 無料 (みまもりマップ) |
キッズフォン | SoftBank | 500円×24回 (12,000円) | 同上 | 同上 | 同上 |
みまもりケータイ4 | SoftBank | 510円×24回 (12,240円) | 同上 | 同上 | 同上 |
※ ジュニアケータイプランN + au PAY カードお支払い割
よくある質問
- Q子供用の見守りスマートウォッチはスマホなしで使える?
- A
子供がスマホをセットで持つ必要はありません。見守りキッズスマートウォッチはSIMフリー(大人用スマートウォッチでいうセルラーモデル、あるいはLTEモデル) なので、スマートウォッチ単独で電話やデータ通信が使えます。ただし、親はスマホに専用アプリをインストールして設定・管理する必要があります。
- Q子供用の見守りスマートウォッチは電話料金が書いていないんですが、いくらかかりますか?
- A
見守りスマートウォッチはSIMフリーなのでSIMによって異なりますが、9~22円/30秒と考えてください 。
なお、専用アプリを使ってLINEのようなIP電話やビデオ通話ができるモデルが多いのですが、それらはデータ通信を使うため、通話料は発生しません。できるだけIP電話・ビデオ通話を使って、通話料がかかる電話は必要な時だけ使用するのがランニングコストをおさえるコツです。
まとめ
どんな方がどんなGPS機器を選ぶと良いか? また、各機器の特長とおすすめ製品をまとめました。
どの種類の見守り製品を選ぶか? どの機種を選ぶか?は各家庭の事情や周りの環境にも左右されるかと思いますが、お子さんと一緒に何をやりたいか(やらせたいか)? という「見守り”+α”」を考えていただくと楽しくツールを選べるのではないかと思います。そういった視点で考えた時に、個人的には、スマートウォッチとキッズスマホを年齢に合わせて使い分けるのをおすすめします。我が家も、できるだけ長くスマートウォッチを利用して、高学年(できれば中学校) になってからキッズスマホかスマホへの乗り換えを検討したいと考えています。
本記事が、お子さんの防犯対策に悩んでいる親御さんの役に立てば、とてもうれしいです。
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