
うちの子にスマホはまだ早いから、スマホ以外の方法で子供を見守りたいのよね。キッズスマートウォッチとかGPS発信機もよさそうだけど、どんなメリットとデメリットがあるのかしら?

キッズケータイやキッズスマホもあるし、どれが良いかよくわからないよね? メリット・デメリットと一緒に、どンな人にどのデバイスが最適かをまとめたよ!それに「月額どれくらいかかるか?」も気になるよね!

え、月額? スマートウォッチやGPS発信機はかからないかと思っていたわ・・・。

GPS発信機はどれも月額がかかるよ。スマートウォッチは、これまで楽天モバイルのSIMを使えば無料だったんだけど、7月に1GBまで無料がなくなるから、スマートウォッチも月額はかかっちゃうね。でも、コスパの良いSIMを選べば、スマートウォッチが月額最安だよ!
本記事では、スマホを持たせる以外で、子供の見まもりに「どんな方法(製品)があるか?」「どう選んだらよいか?」についてまとめました。
次に、”キッズスマートウォッチ”と”GPS発信機”、”キッズスマホ”、”キッズケータイ” のそれぞれのメリット・デメリット と月額をまとめて、商品の比較とおすすめについても紹介しています。
月額、通話機能の有無、身に着けやすさ、デザインなど、親子それぞれの希望があって悩ましいと思いますが、本記事を読んでぜひ最適な製品を見つけてください。
本記事は以下のような人におすすめです。
- 見守り用のGPS機器(スマートウォッチ、GPS発信機、キッズケータイ、キッズスマホ)を検討しているが、どれが良いかわからない
- それぞれの機器のメリット・デメリットを知りたい
- どの機器が月額どれくらいかかるかを知りたい
- おすすめの商品を教えてほしい
なお、本記事の”見守り” の定義は「GPSで子供の位置情報が得られる」こととします。また、製品と価格の情報は、変更されている場合があるので、購入する場合は改めてご確認ください。
何を選ぶべきか?(スマートウォッチ、GPS発信機、キッズスマホ/ケータイ)
もちろんコストも重要なのですが、どの方法もしっかり製品を選べば、ランニングコストは最大でも月額1,100円以内に収まります。重要なのは、お子さんの年齢や使い方に合わせて、何をやりたいか?(やらせたいか?)です。
なお、前述のとおり、月額重視で選ぶ場合は、スマートウォッチにコスパの良いSIMを入れる方法が最安です。この方法であれば、月額およそ200円程度で使用することができます。
月額重視の方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

GPS機器を選ぶ流れ(フローチャート)
まだどの製品にするか悩んでいる方は、まずどの製品に的を絞るべきか、以下のフローチャートを使って検討してみてください。

メリット・デメリットと月額のまとめ
次に、各機器のメリット・デメリットとおよその月額を表にまとめました。こちらを見ていただくと、「自分の家族にどの製品があっているか?」がわかりやすいと思います。
製品 | メリット | デメリット | およその月額 |
スマートウォッチ | ・SIMフリーなので月額が抑えられる ・外遊びの時に身につけやい(置き忘れしにくい) ・デザインがかっこ良い(かわいい) | ・学校が持込を禁止している場合がある ・他と比べると電池の持ちがよくない ・イヤホン(ヘッドセット)を付けないと会話が筒抜け | 0~528円 (1GBデータSIMの場合) |
GPS発信機 | ・学校が禁止していない ・電池の持ちが良い ・余計な機能が無い | ・通話やメールなどのコミュニケーションができない ・首に下げていると邪魔になる | 528円~880円 |
キッズスマホ | ・スマホを持つ練習になる ・親のキャリアに関係なく使える | ・フィルターやアプリ制限が必要 ・ややランニングコスト高め ・首に下げていると邪魔になる | 1,100円~ |
キッズケータイ | ・低コストで家族間通話できる (キャリアの家族割引が必要) | ・親のスマホが3大キャリアでないと制約が多い ・首に下げていると邪魔になる | 539~880円 +通話料 |
年代別のおすすめ

うちの子は小1なんだけど、結局どれがおすすめ??

小1なら、置き忘れしにくくて月額が安く抑えられるスマートウォッチがおすすめだよ。
ただし、学校が禁止している場合もあるから注意してね。ちなみに、うちの子の学校は禁止だけど、こっそりマナーモードでランドセルに入れてるよ(ここだけの話・・・)。
年代別のおすすめは以下の通りです。もちろん、学校のルールや周りの友達が何を持っているかにもよるのですが、参考にしてみてください。。
- 小学校低学年:スマートウォッチ
- 通学時はランドセルに入れておける + 外遊びでは身につけやすいため、スマートウォッチがおすすめです。コスパの良いSIMを選べば月額も安く済むのもうれしいです。
- 小学校中学年:スマートウォッチ かキッズケータイ
- まだスマホは持たせたくないので、やはりスマートウォッチがおすすめです。周りの友達がキッズケータイやキッズスマホを持っていて、どうしても通話したいという場合は、スマートウォッチに通話SIMを合わせるか、キッズケータイがおすすめです。
- 小学校高学年:キッズスマホ
- どれでも問題ないですが、そろそろスマホを持つ練習もかねてキッズスマホもおすすめです。ただし、動画やゲームにのめりこみすぎないように管理が必要なので、親の負担は増えます。
なお、おすすめにGPS発信機は選んでいません。理由は、せっかく持たせるのだから、子供にとっても何らか経験になるものが良いと考えているからです。
ただし、GPS発信機は学校が禁止していないことが多く、とにかくシンプルで持たせやすいというメリットがあるので、十分検討の価値はあると思います。
ちなみに、我が家は娘が低学年ということもあり、「公園に遊びに行く時も邪魔にならない」、「デザインがかわいい」という点を重視して、スマートウォッチを選択しました。こちらに、Oaxis のmyFirst Fone R1 という製品を1年3か月使ったレビュー記事を書いていますので、ぜひご覧ください。

各機器のメリット・デメリットとおすすめの製品
以下に各機器のメリットデメリットをまとめました。また、代表的な製品を比較して、おすすめを挙げたので、参考にしてください。
スマートウォッチ
メリット・デメリット
以下の2つが大きなメリットとして挙げられると思います。
- 公園に行く時などに身に着けやすく、邪魔にならない(首に下げなくてよい)
- デザインがかっこ良い(かわいい) 製品が多いので、子供が身につけるのを嫌がらない
デメリットは、スマートウォッチが禁止のケースがあることでしょうか。上述の通り、うちの娘の場合は、マナーモードでランドセルに忍ばせています。どうしても気になる方は、GPS端末と2台持ちという手もあると思います(コストはかかってしまいますが)。
製品比較とオススメ
GPS付きで4G回線に対応しているキッズスマートウォッチをこちらの記事で詳しく比較していますので、ぜひご覧ください。

私のオススメは、Oaxis のmyFirst Fone R1 ですが、QISUO の2021モデル も日本語対応になり使いやすくなったと思います。個人的にはmyFirst Fone の方がデザインは良いと思います。
また、どの製品も適切にSIMを選べば、月額0〜528円で使えます。必要な機能としては、ビデオ通話、GPS、SOS、ボイス/テキストメール、防水 など、いずれの製品にも付いています。
製品名 (メーカー名) | 端末代 (税込) | 日本語対応 | 備考 |
---|---|---|---|
myFirst Fone R1 | 16,980円* | 〇 | amazonのタイムセールで安くなっていることもあります。 *メーカーサイトで20%off 時の価格。 |
QISHUO | 9,600円 | 〇** | **日本語対応は機種によるようです。 リンク先の2021年発売の機種は日本語対応と書かれています。 |
Atibin | 9,600円 | 不明 | |
TickTalk 3 | 39,480円 | 不明 | メーカーサイトを見るとTick talk 4 も出ているようですが 日本のAmazon には出ていないです |
SIMについては、こちらの記事にまとめていますので、参考にしてみてください!

GPS発信機
メリット・デメリット
私が思う大きなメリットは、以下2つです。
- 禁止されていないので、持って行きやすい
- 電池の持ちがよく、頻繁に充電しなくてよい
デメリットとしては、以下のようなことがありがちではないでしょうか
- 子供にとっては面白みがないので、自発的に持って行かない
- 持って行った先で置き忘れてしまう
製品比較とオススメ
各製品の比較表を作成しました。最低限の基本機能はどれも同じと思ってよいと思います。
コスト重視であれば キンセイGPS、電池容量の”みてねみまもりGPS“、マチコミと連携して防犯対策ができる”みもり” も悪くないと思います。また、SOS機能付き(ボタンを押すと保護者のスマホに通知が届く)の”soranome(ソラノメ)” もニーズはあるのではないでしょうか。
製品名 | 端末代 (税込) | 月額 (税込) | 電池容量/ 電池のもち | 特長 |
---|---|---|---|---|
GPS BoT | 5,280円 | 528円 | 1400mAh/ 最長1か月 | |
みてねみまもりGPS | 5,280円 | 528円 | 1800mAh/ 最長1か月 | ・とにかく電池容量が大きい ・歩数計機能付き |
みもり | 8,580円 | 748円 | 1350mAh/ 2~3週間 | ・マチコミの不審者情報を通知 (本体にはアラームで知らせる) ・音声メッセージ送信可能(子供からは不可) |
まもサーチ2 | 5,980円 | 528円 | 不明/ 最長1か月 | 年払い(年5,500円)の場合は年間836円お得 |
ソラノメ | 14,520円 (分割OK) | 539円 | 不明/ 最長1週間 | ・SOS ボタン付き ・分割の場合は605円x24回 |
キンセイGPS | 8,800円 | 2年目から 440円 | 不明/ 最長1週間 | 8,800円に1年分の通信費込み |
Pocket GPS | 不明 | 不明 | 不明/ 最長1週間 | |
あんしん ウォッチャー | 11,000円 | 539円 | 1500mAh/ 不明 | au HOME・with HOMEに新規加入した人は 利用開始月から12カ月間無料。2台まで登録可能 |
GPS発信機について、こちらの記事により詳細をまとめていますので、購入を検討される方は、ぜひ合わせてご覧ください。

キッズスマホ
特長
私が思う大きなメリットは、以下2つです。
- スマホを持つ練習になる
- 親のキャリアに関係なく電話を持たせることができる
ただし、小学生のうちは、まめに子供の利用状況をモニターする必要があるので、アプリ制限などが面倒という親御さんには向かないかもしれません。また、他の方法に比べると、少しランニングコストが割高になります(月額1,100円)。
製品比較とオススメ
キッズスマホは以下の2択です。
個人的なオススメはトーンモバイルです。スペック、コストともに非常に優れていると思います。端末はスマホそのもので、途中からAndroidのフルスペックのスマホに切り替えることも可能です。
Hamic POCKET は、”プレスマホ” と謳われている通り、アプリが使えるキッズケータイといった感じです。デザインはかわいいです。
製品名 | 端末代 (税込) | 月額 (税込) | 追加通信費 | 利用制限について |
---|---|---|---|---|
Hamic POCKET | 16,500円 | 1,100円 (1GB) | 200MB: 220円 500MB: 550円 1GB: 880円 | Google ファミリーリンクでアプリの利用を管理 |
はじめてにやさしい 【トーンモバイル】 | 21,780円 (907円x24回) | 1,100円 | ・SNS、LINEは無制限 ・動画視聴はチケット制 (1GBあたり330円) | フィルター、アプリ制限機能有り。自画撮り(裸など)制限有り。 |
キッズケータイ
特長
未だスマホを持たせたくないけど、通話はたくさん使いたいという方には良い選択だと思います。
アプリの制限などを考える必要がないため、親の負担は軽いです。それに、親が3台キャリアのユーザーであれば、比較的低コストで親子間通話が無制限で使えます。
また、適切な製品を選べばキッズスマホよりは若干割安になるはずです。子供の楽し的には中途半端かもしれませんが、ニーズはあると思います。
製品比較とオススメ
キッズケータイがちょうど使い勝手が良いという方には、コスト優先でソフトバンクのをオススメします。ドコモとauはGPS機能が別料金です。ソフトバンクの中でも、”キッズフォン”の2機種はカメラ付きで、”見守りケータイ”はカメラ無しです。
製品名 | キャリア | 端末代(税込) | 月額(税込) | 通話料(税込) | GPS使用料(税込) 他 |
---|---|---|---|---|---|
キッズケータイ | ドコモ | 396円×36回 (14,256円) | 550円 | 22円/30秒 (ファミリー割 使用であれば、家族間の通話は無料 | ・位置検索オプション費用: 220円/月, 検索1回5.5円 ただし、ahamo契約者はGPS検索できない |
マモリーノ5 | au | 440円×36回 (15,840円) | 550円※ | 22円/30秒 (au電話宛は無料) | 330円 パケット料別 (安心ナビ) |
キッズフォン 2 | SoftBank | 750円×24回 (18,000円) | 539円 | 5分以内: 無料(他社への電話もOK) 5分以上: 家族割引で家族への通話無料。家族割引なしでは22円/30秒 | 無料 (みまもりマップ) |
キッズフォン | SoftBank | 500円×24回 (12,000円) | 同上 | 同上 | 同上 |
みまもりケータイ4 | SoftBank | 510円×24回 (12,240円) | 同上 | 同上 | 同上 |
※ ジュニアケータイプランN + au PAY カードお支払い割
【番外編】スマート防犯ブザー
私も最近知った商品なのですが、上記の3種類の枠にとらわれないスマート防犯ブザー”otta.g” という商品があります。
Makuakeから出てきた商品です。契約プランにもよるのですが、親子間の双方向で音声メッセージが遅れる防犯ブザーというのが最大の特長です。
スマートウォッチやキッズスマホが学校で禁止されていて持ち込むのは気が引けるけど、位置検索とボイスメッセージは使いたいという方には最適だと思います。上述のGPS端末”みもり”に近いですが、子供からボイスメッセージが送れる点はottaの方が優れていると思います。また、GPS機器と防犯ブザーが一本化できるのもメリットだと思います。
以下、料金プランです。コスパがとても良いとは言えないですが、堂々と学校に持ち込める(ランドセルにぶら下げておける) 防犯ブザーと一体にしたというのは、目の付け所が良いと思います。
GPS見守りプラン | 音声パック80プラン | 音声パック220プラン | |
---|---|---|---|
月額(税込) | 748円 | 880円 | 1,078円 |
位置検索 | 〇(制限無し) | 〇(制限無し) | 〇(制限無し) |
ボイスメッセージ利用回数※ | 10回/月 | 80回/月 | 220回/月 |
※ボイスメッセージは足りなくなったら追加チャージ 200回/330円(税込)
まとめ
どんな方がどんなGPS機器を選ぶと良いか? また、各機器の特長とおすすめの製品をまとめました。
どの種類の機器を選ぶか? どの機種を選ぶか?は各家庭の事情や周りの環境にも左右されるかと思いますが、お子さんと一緒に何をやりたいか(やらせたいか)? という「見守り”+α”」を考えていただくと楽しくツールを選べるのではないかと思います。
そういった視点で考えた時に、個人的には、スマートウォッチとキッズスマホを年齢に合わせて使い分けるのが良いのではないかと思います。我が家も、できるだけ高学年までスマートウォッチで引っ張ってから、キッズスマホに乗り換えたいと考えています。
この記事が、お子さんの防犯対策に悩んでいる親御さんの役に立てば、とてもうれしいです。では、最後に私の一押しのスマートウォッチとキッズスマホのリンクを貼っておきます。ぜひご覧ください!!


コメント