
小1の娘の見守りにキッズスマートウォッチを考えているんだけど、マイファーストフォンの新製品はどうなのかな? 子供に与えるには高い気もするんだけど・・・。

“myFirst Fone S3” だね! 価格は高いけど、その分、他のモデルより機能・デザインともに優れていると思うよ! それに、家族や友達とコミュニケーショが増える仕掛けがパワーアップしているんだ。順番に説明していくね!!
ども!カワエビです。Twitter とインスタ もやっています。本記事へのコメント投稿もできますので、質問などある方は一番下のフォームからお気軽にどうぞ!
本記事では、これまでOaxis やQISHUO、PTHTECHUS などのキッズスマートウォッチを利用してきた筆者が、Oaxis の新製品”myFirst Fone S3″ をレビューしました。実際に使って感じたメリット・デメリットや、各機能に対する感想も書いているので、購入を迷っている人は参考にしてみてください!
myFirst Fone S3 の端末は、Oaxis 様のご厚意で提供いただきました。ただし、本レビューは、Oaxis ご担当者様に「悪い点も含めて正直に書きます」と宣言させていただき、了承していただいていますので、忖度無しで書いています。
項目 | 評価 | コメント |
総合満足度 | ★★★★☆ | 端末は高いが、機能・デザインは他メーカーより非常に優秀。 |
端末価格 | ★★★☆☆ | 子供向け商品としては高いと感じるが、機能性を考えると妥当な価格。 |
デザイン | ★★★★★ | デザインはナンバーワンだと思う。スクエア型以外の選択肢もあり、好みじゃない人は丸型を選ぶと良い。 |
見守り機能 (GPS、通話、SOS) | ★★★★☆ | 前モデルと比較して大きな変更はなく、必要十分。 |
見守り以外の機能 (カメラ、音楽再生など) | ★★★★★ | 文字盤の表示、写真ともに他社製品とは比べ物にならないほどキレイ。音楽再生は前モデルから特に変更なし。 |
スマートウォッチの操作性 | ★★★★☆ | 快適。本モデルからCPUがクアッドコアになっているが、体感で分かるほどの変化はない。 |
親のスマホアプリの 機能性・操作性 | ★★★★☆ | 新アプリになり、かわいく、見やすくなったが、まだまだ改善の余地あり。 |
【新機能】子供向けSNS “Circle” | ★★★☆☆ | 使いこなせば、親子のコミュニケーション爆上がりかも!? ただし、親も子もどんどん使わないと、宝の持ちぐされになる可能性も・・・。友達と楽しむには、アプリの知名度がもっと上がらないと厳しそう。 |
電池の持ち | ★★★★★ | 電池容量12%アップで、他社キッズスマートウォッチと同等に。位置記録の頻度を5分に上げても余裕で丸一日持つようになった。 |
LINE公式アカウントを友達追加したら10%オフ!
本記事では、見守りスマートウォッチに欠かせないSIMについても解説していきます。

このスマートウォッチはSIMフリーよね? どこのSIM がおすすめかしら?

まずは、買ったときスマートウォッチにセットされている専用SIM を使うのがおすすめだよ! 3ヵ月無料だから、お金をかけることなく、実際にスマートウォッチを使いながら最適なSIMを検討することができるんだ!
myFirst Fone はSIMフリーです。したがって、コスパの良いSIMを選ぶことで、月額をおさえることができます。一方で、myFirst Fone S3 には最初から専用SIM(myFirst Free SIM) がセットされています。このSIMは初期手数料もなく、3か月間無料なので、まずは何も考えずにこのSIMを使うのがオススメです。もちろん解約手数料もありません。ただし、4か月目以降は月額980円とやや高めなので、乗換えの検討が必要になります。この乗換えのときのSIMの選び方についても順番に解説していきます。
「スマートウォッチのレビューはいいから、早くSIMの選び方を教えて!」という方は、こちら からどうぞ!(本記事の「SIMの選び方」に飛びます)

キャンペーンでおトクに使えるSIM はないのかしら?

いくつか条件はあるけど、最長11ヵ月 実質無料で使える方法があるよ。「見守りキッズスマートウォッチで月額がかからない方法」という記事で解説しているから、参考にしてみて!

見てみるわね。そういえば、初期設定も心配なんだけど、難しいのかしら?設定しなくて良いものがあると良いんだけど。。

以前はAPN設定でつまずく人が多かったんだけど、専用SIMは自動設定されるよ。他のSIMも自動設定が増えているね。自動設定されないSIMもあるけど、動画でわかりやすく説明するから安心して!
最近は自動設定されるSIMも増えていますが、SIMによっては、まだAPN(アクセスポイント名) 設定する必要があります。難しそうに聞こえますが、わかりやすく動画で説明していますので、参考にしてください。
なお、2021年モデルのmyFirst Fone R1(以下R1) と、2022年モデルのmyFirst Fone R1s(以下R1s) の販売もしばらく続くことが予想されるので、R1 のレビュー とR1s のレビュー も参考にしてみてください。本記事に比較表もありますので、デザインと機能、価格のバランスをみながら、どれが良いか検討してみてください!
Oaxis のmyFirst Fone シリーズとは

Oaxis は、シンガポールのキッズ家電メーカーです。主力は、見守りキッズスマートウォッチやキッズカメラ、3Dペンです。中でもmyFirst Fone(マイファーストフォン) シリーズは、2017年のmyFirst Fone S1 発売から過去に4機種リリースされており、本記事でレビューしている”myFirst Fone S3″ は第5世代に当たります。
こちらのOaxis公式動画には、新製品のS3をはじめ、R1s(2022年モデル)や、親のスマホに入れるスマートウォッチ管理用の新アプリ”myFirst Circle” が出てきます。本アプリには、子供向けSNS “Circle(サークル)” が実装されていて、本動画には、家族や友達とのコミュニケーションが描かれています。英語の動画ですが、映像を見るだけでも参考になると思います。
マイファーストフォンは、通話機能およびGPS付きの見守りスマートウォッチです。大人用のスマートウォッチのように、スマホとセットで使うBluetooth/Wi-Fi モデルではなく、単独で通信できる”SIMフリー(セルラー)” タイプのスマートウォッチです。第3世代(myFirst Fone R1) から4G回線に対応しています。
親がスマホに専用アプリをインストールすることで、GPSによる位置情報の取得や、音声通話・ビデオ通話、チャットなどが可能で、見守りだけでなく、LINEのようなコミュニケーションをすることができます。
また、シンプルな子供用GPSとちがって、カッコよいデザインや、カメラ、音楽再生、アニメーション文字盤など、子供が喜ぶ仕掛けがたくさんあり、それぞれの機能は他社キッズスマートウォッチよりクオリティが高いといえます。おそらく、お子さんは進んで身に着けてくれるのではないでしょうか。
さらに、今回リリースされた新アプリから、子供向けSNS機能が追加されました。まだ改善の余地はありますが、うまく使いこなせば、家族や友達とのコミュニケーション増加が期待できそうです。
3モデルの価格と性能比較
現在販売されている3モデルの価格と性能を一覧表で比較しました。新発売キャンペーン中のため、現在、最新モデルのS3がとてもおトクです。性能面では、ユーザー視点で見ると、S3とR1s で大きな差はなく、デザインと価格のバランスで選んでもらえるよいと思います。なお、R1sとR1もキャンペーンで安くなることがよくあるので、購入前に公式サイトや公式LINEで価格をチェックすることをおすすめします。
項目 | S3 (2023モデル) | R1s (2022モデル) | R1 (2021モデル) |
---|---|---|---|
価格 (定価) | 24,800円(税込) | 26,980円(税込) | 22,800円(税込) |
価格 (キャンペーン適用)※ | 22,320円(税込) | 22,933円(税込) | 15,960円(税込) |
文字盤の形 | スクエア(四角形) | 丸形 | 丸形 |
カラー | スペースブルー コットンキャンディー | スペースブルー コットンキャンディー | インコ(青/黄) ラベンダー Ninja (黒) |
CPU(コアの数) | 4 | 2 | 2 |
メモリ | 1GB | 1GB | 512MB |
ストレージ | 8GB | 8GB | 4GB |
電池容量 | 650 mAh | 580 mAh | 580 mAh |
OS | Android 8.1 | Android 4.4 | Android 4.4 |
カメラ | 広角/200万画素 | 200万画素 | 200万画素 |
音楽再生(MP3) | 有り | 有り | 有り |
保存できる曲数 | 約1500曲 | 約1500曲 | 約500曲 |
防水レベル | IPX8/水深2m防水 | IPX8 | IPX7 |
心拍数モニター | 有り | 有り | 無し |
バイブレーション | 有り | 有り | 無し |
アニメーション壁紙 | 有り | 有り | 無し |
ジェスチャー機能 | 有り | 有り | 無し |
カスタマイズ アラーム | 有り | 有り | 決まったアラーム音のみ |
運動量計の 達成度表示 | 有り | 有り | 万歩計機能のみ |
音声通話 (通話SIM必須) | 有り | 有り | 有り |
ビデオ通話/IP電話 | 有り | 有り | 有り |
リアルタイム 位置検索 | 有り | 有り | 有り |
位置記録 (トラッキング) | 有り | 有り | 有り |
SOS通知 周囲の音の録音 | 有り | 有り | 有り |
お友達追加 | 有り | 有り | 有り |
セーフゾーン | 有り | 有り | 有り |
マナーモード | 有り | 有り | 有り |
専用シリコンケース | 別売り(6月中旬発売) | 別売り | 付属 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※購入前にLINE公式アカウントをお友達追加して、クーポンコードを入手する必要があります。現在行われているキャンペーンは5/31 で終わりです。
なお、S3の専用シリコンケースは6月中旬に発売されるようです。もし、「キーホルダー型にして学校に持ち込みたい」という人は、発売まで待つか、R1s もしくはR1 を選んでください。
付属品の説明
開封してスマートウォッチ本体と付属品を並べたのがこちらの写真です。本モデルから、SIMトレイを取り出すための治具が付属されるようになりました。子供がSIMカードを手で引き出せないようなデザインにしたためと思われます。専用SIMは、本体に入って出荷されていて、そのまま使う場合はSIMを入れる作業がなく、とても手軽です。

デザインのレビュー
myFirst Fone S3 は、R1s と同様、2色ラインナップされています。こちらの写真がスペースブルー色です。写真ではわかりにくいのですが、ケースはやや艶のある深めのブルーという感じです。渋めが好きなお子さんにはぴったりだと思います。また、シンプルなカラーなので、オプションの替えベルト(全8色/1,780円) との相性も良く、カラフルにカスタムすると子供は喜びそうです。

ベルトはフッ素ゴム製と思われるサラっとした感触で、見た目はマットな感じです。
次に、こちらはコットンキャンディー(綿あめ)色の写真です。カラフルでかわいいデザインを好む子供には、こちらの色が喜ばれると思います。ピンクの部分はやや艶がある仕上がりで、水色部分はマットな感じです。パープルのベルトは、こちらもサラっとしたマットな感触です。

ここがおしい!
強いて悪い点をあげると、ベゼル(文字盤の黒い枠の部分) がまだまだ分厚い気がします。ただし、これは他社のスクエア型キッズスマートウォッチも全て同じなので、技術的に難しいのかもしれません。でも、将来的にはもう少し頑張って欲しい!
どうしてもこのベゼルが気に入らないという人は、丸形のR1s かR1 の方がベゼルが薄く、おすすめです。
充電ケーブルのレビュー
こちらの写真で、S3(2023年モデル)とR1s(2022年モデル)の充電ケーブルを比較しました。どちらも電源側はUSB Type A です。スマートウォッチ側はマグネット式で着脱できるようになっていて、抜き差しで壊してしまうのを防ぐための仕様と考えられます。他社のキッズスマートウォッチもすべてこの方式です。また、音楽ファイルを取り込むときは、このケーブルでPCにつなぎます。

ここがおしい!?
人によると思いますが、「USBはType C が良かった」という意見も多いと思います。Type C にして、C to A の変換アダプタをつけると親切かなあとは思います。ただし、アダプタが不要な人も多いはずなので、付属品としてつけるのも微妙かもしれないですね。また、音楽取り込みの際に、様々なPCと接続できないといけないので、汎用性の高いType A という判断なのかもしれません。
スマートウォッチ性能のレビュー
カメラと音楽再生以外の機能の紹介と操作性について、こちらの動画で解説しました。本動画を見ていただければ、ざっくりとS3のイメージがつかめるので、ぜひご覧ください。
動画を見ていただくとわかると思いますが、文字盤(ディスプレイ)は非常にきれいです。他社のキッズスマートウォッチには大きく差をつけています。操作性の面でもサクサク動きますので、特にストレスは感じないと思います。ちなみに、本モデルからCPUがクアッドコアになっているのですが、体感では、そのメリットは感じられないです。OSのバージョンが上がっているので、そのための対応なのかもしれません。
カメラと写真、画像ファイルのレビュー
写真を撮って文字盤に表示させた写真がこちらです。R1(2世代前) のジェネレーションからカメラとディスプレイの質がグッと向上しましたが、S3も相変わらずきれいで、キッズスマートウォッチとしては申し分ないと思います。被写体には、新製品発表会でノベルティとしていただいたマグカップを選びました。カラフルで模様も細かく、文字盤のきれいさがわかりやすいと思います。

同じ写真をシェアしてスマホのアプリからダウンロードした写真がこちらです。大きさは1200×1600 ピクセルでした。ファイルサイズは、私が試した感じでは、150~400kB ぐらいでした。子供向けSNS に投稿することも考えて、手ごろなファイルサイズに圧縮しているのではないかと思います。筆者の撮影の腕がイマイチで、背景にピントが合ってしまっていますが、スマートウォッチで撮ったとは思えないほど鮮やかではないでしょうか。

次に、こちらは街路樹を撮影して同様にスマホからダウンロードした写真です。とても簡単に、きれいな新緑の写真が撮れたので、屋外の撮影も問題なさそうです。

また、S3から”広角レンズ” になったとうたわれているので、S3とR1s の写真を比較してみました。以下、同じ条件で撮影して、写真をアプリに送って比較しました。

性能比較の結果と、筆者の個人的な感想を以下にまとめました。
- S3の方が広角になり、幅23cmの被写体が余裕で写真に納まるようになった。子供が友達と2人で自撮りしやすくなったと思います。
- R1s は少し赤みがかった色合いだったが、S3はより現物に近い色合いになった
- R1s の方が、スマートウォッチの画面で見た時に、やや迫力ある写真に見える(大きく写るためにそう感じるのかも?)
- R1sは、写真が丸い画面に入りきらず、スマートウォッチで見た時と、スマホで見た時と見え方が違う
音楽再生のレビュー
こちらの動画で、音楽再生と音量調整方法について解説しました。音量と音色の感じも、それなりにイメージできると思います。小さい本体ですが、内蔵スピーカーでも十分音楽は楽しめます。音楽好きの子供であれば、Bluetoothのイヤホンを接続すれば、自分だけの音楽空間を楽しめると思います。
ここがおしい!(デメリット)
音楽再生といっても、今どきのサブスクが使えるわけではなく、PCと接続して”MP3″ ファイルをスマートウォッチに入れる必要があります。おそらく、子供がたくさんストリーミング再生をして高額なデータ通信料がかからないようにしているのだと思いますが、以下のようなデメリットがあります。
- MP3ファイルを用意する手間がかかる
- いちいちスマートウォッチとPCをつないで、音楽ファイルをコピーしないといけない
欲を言えば、Wi-Fi 接続時にサブスクで音楽ファイルを保存して、オフライン再生で音楽を楽しめるようになると、もっと手軽にたくさんの音楽を楽しめるのではないかと思います。ただし、「スマホを持たない子供のサブスクのアカウントをどう管理するか?」など、課題も多いかもしれません。
音声通話・ビデオ通話のレビュー
LINEのようなIP電話とビデオ通話ができることに加えて、通話SIMを選べば普通の電話(090-、080-、070- から始まる電話番号を利用する電話) が使えます。筆者はこれら全ての通話機能で問題を感じたことはありません(使用環境にもよります)。
S3から、兄弟姉妹間(スマートウォッチ同士)で連絡が取れるようになりました。R1、R1s は親子の通話・チャットしかできませんでした。見守り的にはあまり意味はないかもしれませんが、子供たちには楽しい機能だと思います。
こちらのスクリーンショットは、myFirst Circleの「設定」画面です。キッズアカウントを追加して、スマートウォッチとそのアカウントを同期すると、「連絡帳」から親子間だけでなく、子供同士での連絡が可能になります。

キッズアカウントを追加すると、以下のように「連絡帳」が更新されます。

スマートウォッチの連絡帳はこのように表示されます。これは、”子エビ1″ のスマートウォッチなので、パパだけではなく、例えば、”子エビ2″ に連絡をすることができます。子供同士で会話ができるので、遊びに使ったり、親が手が離せないとき子供に「お姉ちゃんに、10分後に迎えに行くって連絡してくれる?」みたいな伝言をお願いすることができたりします。

SOS機能のレビュー
右下のボタンを長押しすることでSOS発信ができます。詳しくは、こちらの動画で紹介していますので、ご覧ください。
他社のキッズスマートウォッチは、SOSボタンを押すと自動で電話が発信されるモデルが多いのですが、myFirst Fone シリーズに電話発信はなく、以下の3つが動作します。
- 周囲の音を30秒録音
- 位置情報を記録
- 親のアプリに通知が届く
特に、録音はユニークな機能で、よく考えられていると思います。カバンの中に入れていると、誤ってボタンが押されてSOS発信してしまうことがありますが、録音を聞けば間違いであることがすぐにわかり、安心します。仮に危険な目にあった場合は、この録音された音で状況がわかるため、親がどのようなアクションをとるべきか?の参考になると思います。
ここがおしい!
前のアプリでは、スマホの音が出るモードの時、SOS通知はドキッとするようなアラート音が鳴っていました。今回、新アプリになり、同じようなアラート音はなくなり、スマホの設定の通知音が鳴るだけになりました。仕事中に不穏なアラート音が鳴るのも困りますが、SOSに気づかないのも困るので、もう少し気づきやすい工夫があるとよいと思います。
電池の持ちについて
S3は電池容量がパワーアップしました。R1s(2021年モデル) は580mAh でしたが、650mAhになり約12%改善しています。R1s までは、他の中華系スマートウォッチに電池容量で負けていましたが、これで弱点は無くなったといえます。
筆者の感触でも、R1やR1sは、電池を食う”位置記録” の頻度を上げた場合、1日1回の充電で不安がありましたが、S3では5分に1回の追跡頻度でも丸1日充電が持つようになったと感じています。
アラーム機能の紹介
「機能紹介と操作性」の動画の7:24 あたりから紹介しているように、スマートウォッチからアラーム設定を行うことができます。他社のキッズスマートウォッチは、スマホのアプリからしかアラーム設定できないものも多く、子供が自らアラームを設定できるのはmyFirst Fone のメリットです。うまく自発的に使いこなせるようになれば、目覚ましや、勉強・遊びの時間管理などのシーンで活躍すると思います。

もちろん親のスマホのアプリから設定することも可能です。こちらのスクリーンショットのように、曜日と時間、アラーム音を選択して保存しておくと、次からはオン/オフするだけで使用することができます。


ストップウォッチ機能の紹介
ストップウォッチはシンプルで特に説明の必要はないと思います。小学校低学年ぐらいの子供は、けっこう喜ぶ機能だと思います。

新アプリ”myFirst Circle” のレビュー
S3の発売に合わせて、親のスマホに入れる管理用アプリが新しくなりました。名前は”myFirst Circle” です。おもな新機能は以下の通りです。
アプリのおもな新機能
- ホーム画面から、複数の子供の位置確認や連絡ができるようになった(子供のアカウントを切り替える必要がなくなった)
- グループチャットで、LINEのように一度で家族全員に連絡ができるようになった
- 子供向けSNS「Circle(サークル)」によって、家族や友達と写真ベースのコミュニケーションができるようになった
「ホーム画面」の紹介
アプリのホーム画面は以下のような感じです。新アプリでは、この画面に以下の3つが集約されていて、とても使いやすくなりました
- 複数の子供の位置情報が一目でわかる (以前のアプリは一人ずつ画面を切り替える必要があった)
- 1つの画面から複数の子供に連絡できる
- 子供向けSNS “サークル” の最新投稿が見られる

キッズアカウントの設定画面(スマートウォッチの各種設定)の紹介
スマートウォッチの設定をする画面についてご紹介します。以下の図で示したように、この設定画面で、アラームやマナーモード、位置記録(追跡)モードなどの細かい設定をすることができます。

【新機能】グループチャットで家族間の連絡が可能に!
個人的に、新機能の中で一番うれしかったのはこのグループチャットです。うちの娘は、学校から帰ると、両親に帰宅報告をするのですが、これまでは、パパとママそれぞれにチャットで連絡をしていました。マメにやってくれてはいましたが、正直、面倒くさかったのではないかと思います。
以下のスクリーンショットは、筆者が「カワエビ家」というグループを作成して、娘二人を招待して会話をしています。LINE のように一度のチャットで関係者全員と連絡が取れるのは、非常に便利です。

“▶” マークはボイスメッセージで、「今すぐ迎えに来て」はスマートウォッチから選べる定型文です。犬が「OK」しているのはGIFです。GIFは新機能です。この他にも、絵文字やオリジナルのスタンプが使えます。スマホを持たせることなく、グループチャットができるため、特に小学校低~中学年の子供を持つ家庭が利用しやすいと思います。
子供向けSNS「Circle(サークル)」 とは?
新アプリには、子供向けSNSの「Circle(サークル)」が追加されました。以下は、投稿した画面をスマホのアプリで見たものです。写真の投稿に対して、ボイスメッセージ、テキストメッセージ(スマホのみ)、絵文字を送ることができます。子供がスマホを持っている場合は、スマホもキッズアカウントに同期して、スマホから投稿を見ることも可能です。また、親が公開範囲を簡単に決めることができるのも特徴で、不安な人は、とりあえず「家族のみ」の設定にしておけば安心です。

ここがおしい!
うまく使いこなせば、家族のコミュケーションが増えるとても優秀なツールだと思います。ただし、Oaxisがうたっている「友達とのコミュニケーション」については、もっとアプリの知名度が高くならないと、難しいかなと思います。この辺りは、今後に期待したいところです。
GPSによるリアルタイム位置検索のレビュー
前モデルからの大きな変化はないですが、今のところ、不自由を感じたことはありません。誤差は数メートル~数十メートルといった感触です(使用環境で異なります)。ただし、まだ利用期間が短いため、もう少し長期で利用してから追記したいと思います。
ここがおしい!
筆者は不自由を感じているわけではないですが、こだわる人は「もっと位置精度を上げてほしい」と感じるかもしれません。GPSは原理上、衛星が日本上空にいない場合は精度が落ちます。そのため、GPS以外の衛星にも対応すれば、理論上、より精度は上がります。例えば、GPS BoTのような”子供用GPS” には、複数の衛星システムに対応している製品が多いです。とにかく位置精度にこだわり、出発・到着の通知にも正確性を求める人は、子供用GPSの方が良いかもしれません。
GPSによる位置記録(追跡モード)のレビュー
追跡モードで位置情報を記録すると、こちらのスクリーンショットのように表示されます(ぼかしていますが、実際にはよくある地図アプリと同様に表示されます)。紫の丸のマークが位置を記録した場所で、記録した順番に線でつながって表示されます。

設定は、こちらのスクリーンショットのように、ラベル(任意の名前)、記録する時間帯、記録頻度、曜日を選択して行います。記録を残す頻度(時間間隔)の設定は、5分~60分まで、5分刻みで設定できます。何かあったときのために頻繁に記録を残しておきたい人は5分間隔、電池の持ち重視の人は60分間隔、といった使い方で良いと思います。ただし、S3で電池の持ちがよくなり、5分間隔でも一日は充電が持つので(使い方にもよりますが)、毎日充電する人はあまり気にしなくても良いと思います。

一度作成すると、その後は、こちらの画像のようにオン/オフすることができます。

myFirst Fone S3 の良い点(メリット) のまとめ
myFirst Fone S3 の良い点(メリット)をまとめました。おもに、他社製品と比較して優れている点をあげました。
- デザインがカッコよい(かわいい)ので、子供が進んで身につけてくれる
- グループチャットができるようにり、家族間の連絡がスムーズになった
- 親子間だけでなく、スマートウォッチ間(兄弟姉妹間)で連絡ができるようになり、子供同士で遊びに使ったり、親の伝言を伝えられるようになった
- アラームをスマートウォッチ側でセットできるので、うまく使うことで自発的な時間管理ができる
- 電池の持ちがよくなり、他社製品と同等になった
- 子供向けSNS “Ciecle(サークル)” で、親子や友達とコミュニケーションができる
myFirst Fone S3 の悪い点(デメリット) のまとめ
myFirst Fone S3 の悪い点(デメリット) を以下にをまとめました。他社と比較した際のデメリットは端末が高いことなので、「価格が許容できるか?」がmyFirst Fone を選ぶかどうかの基準になると思います。
- 他社製品より価格設定が高め
- 文字盤のベゼル(黒い枠)が厚い (ただし、他社製品も同様)
- 音楽再生用のファイル(MP3)の準備とファイルの移動に手間がかかる (他社製品も同様)
- 充電ケーブルの電源側がUSB type A なので、Type Cで充電したい人は、別途、変換アダプタを準備する必要がある
- SOS通知のアラート音が普通の通知音になり、親が気付きにくくなった。
- 管理用アプリも含めて、リリース直後なので、ソフトウエアがやや不安定(2023年4月時点)
SIMの選び方とおすすめ

SIMはどう選んだらいいの?

まずは、買ったときスマートウォッチにセットされている専用SIM を使うのがおすすめだよ。最初の3か月は無料だから、お金をかけずに、実際にスマートウォッチを使いながらSIMを検討することができるんだ!
最初に使うべきSIMは、myFirst Free SIM(myFirst Fone S3/ R1s 専用のSIM) です。初期手数料がなく、最初の3か月無料なので、まずは何も考えずにこちらのSIMを使って問題ありません。もちろん解約手数料もありません。
キッズスマートウォッチは実際に使ってみないと、「どれぐらいビデオ通話するか?」とか「どれぐらい写真を送ったり、アップロードしたりするか?」が想像つかないと思います。そのため、まずは専用SIMで実際にスマートウォッチを使いながら、ゆっくりとご家庭に合ったSIMを選ぶのがオススメです。

そうなんだ。そのまま4カ月目以降も専用SIMを使うのはあり?

専用SIMはデータ無制限だから、たくさんビデオ通話をしたり、写真をアップロードするようだったら、使い続けたほうが良いね! ただし、月額980円(税込)でやや高めだから、乗り換えた方がおトクになるケースが多いかな。

格安SIMはたくさんあって難しいんだよねぇ。端末との相性もあると思うんだけど、どう選んだらよいの?

まず最初に、次の2つのどちらで行くかを選ぶ必要があるよ。
- メーカー(Oaxis)が動作確認している推奨のSIM
- メーカー非推奨で使える保証はないけど、コスパの良いSIM
基本的には、①のメーカー推奨SIMが無難です。2023年5月に公式サイトが更新されて、以下の通りSIMについて追記されました。前アプリでは1GBでOKと書かれていたのですが、新アプリでは2GB以上のプランにする必要があるようです。
【ご利用にあたっての注意事項】
SIMカードのデータ通信量は2GBでご利用ください。新アプリでは様々な機能を追加したため、従来アプリでの接続時よりもデータ利用量が増加しております。端末が正常に動作するために、Fone OSでご利用の際はデータ通信量を増やしていただく必要がございます。
100MB~1GBの通信プランは、通信速度や容量問題により、非対応です。・対応回線 ドコモ回線およびソフトバンク回線 (タイプDおよびタイプS)
引用元:Oaxis Japan: myFirst Fone よくある質問「ご利用いただけるSIMカード」より抜粋
※au回線(タイプA)およびeSIMはご利用いただけません。
本記事では、メーカー推奨SIMの中から比較的コスパが良いものを一覧表で比較しました。
次に、②の「メーカー非推奨だけどコスパが良いSIM」についても紹介しています。ただし、非推奨SIMの利用は失敗するケースもあるため、あくまで自己責任でお願いします(うまく動かなかった場合にOaxis に問い合わせても、対応してくれません)。筆者がOaxis のエンジニアの方に聞いたところ、使用環境によって使える場合と使えない場合があり、動作の保証ができず”非対応” としているようです。また、とりあえず使えても、動作が不安定になるケースもあるようなので、不安な人は推奨SIMを選んでください。とはいえ、月額200~300円で使えるメリットも捨てがたいので、個人的にはトライしてみるのもありかなと思います(ただし、ダメだった場合は初期手数料が無駄になります)。
データSIMのメリット・デメリット

「音声通話SIM」と「データSIM」があるけど、データSIMで問題ないのかな?

基本的にデータSIMで問題ないよ。月額が安いのはメリットだよね!ただし、以下2つのデメリットがあるから注意してね。
- 090/080/070 から始まる電話番号を持たないので、キッズ携帯やキッズスマホの友達と電話で連絡を取ることができない
- スマホのアプリがトラブったときに連絡が取れない
データSIMは、電話番号(090, 080, 070から始まる電話) を持つことができないので、通話はLINEのようにIP電話とビデオ電話のみになります。したがって、友達と”電話” で連絡を取りたい場合は、音声通話SIMを選ぶ必要があります。
以前はアプリを開いていないと通知が来ないトラブルがあり、通話SIMにしておくとより安心だったのですが、現在は改善されているので、そこまで通話SIMにこだわらなくても良いと思います。ただし、サーバーがトラブる可能性もゼロではないので、コストの問題が無ければ通話SIMを選んだ方が安心度は高くなります(通信手段が一つ増えるので)。
Oaxis 推奨データSIMの比較とオススメ
公式サイトで「対応SIM」としてリストに書かれている”データSIM” の中から、比較的コスパが良いものを一覧で比較しました。キャンペーンについては、「光回線やスマホの契約とセットにすると安くなる」といった条件付きのものは、記載していません。
Oaxis | HISモバイル | NUROモバイル | IIJmio | イオンモバイル | ビッグローブ | |
---|---|---|---|---|---|---|
プラン | myFirst Free SIM | データ定額440 | VSプラン | ギガプラン | データSIMプラン (タイプ 1) | データプラン |
回線 | ソフトバンク | ドコモ | ソフトバンク | ドコモ | ドコモ | ドコモ |
データ容量 | 無制限 | 3GB | 3GB | 2GB | 2GB | 3GB |
データ通信の月額(税込) | 980円 | 580円 | 627円 | 740円 | 748円 | 990円 |
初期手数料(税込) | 0円 | 3,300円 | 3,740円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,733円 |
キャンペーン | 最初の3か月無料 | – | – | 手数料半額(~5/31) | – | – |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
上述の通り、myFirst Free SIM(専用SIM) を使わない手はないので、まずは専用SIMがおすすめです。次に乗り換え先の候補ですが、コスト重視であれば、HISモバイルの「データ定額440プラン 3GB」がオススメです。通信の安定性重視であれば、シリーズ発売当初から推奨されているIIJmioの「ギガプラン 2GB」が実績があって安心感があります。
専用SIMは安心・おてがるのデータSIM
専用SIM(myFirst Free SIM) の特長は以下の通りです。やや月額高めなので、無料期間が過ぎたら、乗換えの検討が必要ですが、安心感と手軽さは抜群です。
- メーカーが動作確認しているので安心
- トラブっても遠慮なくOaxis に相談できる
- 最初からSIMがセットされていて、とにかく手軽。SIMを入れる必要も無いです。
- データ無制限なので、たくさんビデオ通話したり、写真をアップしまくっても大丈夫!
- 国際ローミング対応なので、海外旅行の時も使える
- 事務手数料・解約手数料無料
- 最初の3か月は月額無料
最初のおすすめポイントは、メーカーが動作確認している安心感です。もし何らかトラブった時も遠慮なくメーカーに相談できます。
次のおすすめポイントは”手軽さ”です。購入時にSIMカードがスマートウォッチにセットされているので、SIMを入れる手間はありません。そして、公式サイトで指示通りにユーザ情報と支払い方法(クレカなど) を登録したら、電源オンですぐ使えます。複数のSIMを比較して、契約して、送られてくるのを待って・・・といった面倒がないのは大きなメリットだと思います。
また、多くの人にはオーバースペックですが、データ無制限と国際ローミングができるというメリットもあります。ビデオ通話をたくさん使う人や、写真をたくさん撮ってCircle(サークル)を活用しまくる人、海外旅行に頻繁に行く人にはメリットとなりそうです。
はじめて契約の方は3か月無料。手数料もなし!
音声通話SIMのメリット・デメリット

通話SIMのメリットは、通話の手段が増えて安心なんだよね? デメリットはないの?

デメリットは、この2つかな。
- データSIMと比べると月額が高め
- 電話を使うと、基本料以外に通話量がかかる(9~22円/30秒)
前述の通り、アプリがトラブって通知がこなかったり、ビデオ通話・IP電話がつながらない時に、通話SIMにしか使えない電話機能※が活躍します。ただし、基本料金以外に通話料(9~22円/30秒) が発生するので、注意が必要です。
※090/080/070 から始まる番号を使う電話
あらかじめ、お子さんに「もしIP電話やビデオ電話がつながらなかったときだけ、「☏ 電話」マークの電話をかけてね」と言っておけば、もしスマホ側がトラブっても、子供から連絡ができるし、通話料も安く抑えられます。なお、アプリから通話機能を”IP電話のみ”に限定する機能もあり、普段はこれをオンしておくという方法もあります。
Oaxis 推奨 通話SIMの比較とオススメ
公式サイトで「対応SIM」のリストに書かれている”音声通話SIM” の中から、比較的コスパが良いものを一覧で比較しました。こちらも条件付きのキャンペーンは記載していません。
LINEMO | HISモバイル | NUROモバイル | IIJmio | BIC SIM | イオンモバイル | ビッグローブ | |
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プラン | ミニプラン | 自由自在290 | VSプラン | ギガプラン | ギガプラン | 音声プラン (タイプ 1) | プランS |
回線 | ソフトバンク | ドコモ | ソフトバンク | ドコモ | ドコモ | ドコモ | ドコモ |
データ容量 | 3GB | 3GB | 3GB | 2GB | 2GB | 1GB | 1GB |
データ通信の月額(税込) | 990円 | 770円 | 792円 | 850円 | 850円 | 858円 | 1,078円 |
通話料(税込) | 22円/30秒 | 9円/30秒 | 22円/30秒 | 11円/30秒 | 11円/30秒 | 11円/30秒 | 22円/30秒 |
初期手数料(税込) | 0円 | 3,300円 | 3,740円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,733円 |
キャンペーン | 半年間実質無料 | – | ・初月0円 ・その後半年間半額(396円/月) | 手数料半額(~5/31) | 手数料半額(~5/31) | – | – |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
LINEMOは半年間実質無料のキャンペーンがおトクなので、おすすめの通話SIMです。コスト重視であれば、月額・通話料ともに安いHISモバイルの「自由自在290プランの3GB」がオススメになります。また、NUROモバイルの「VSプラン 3GB」も通話SIMの場合だけキャンペーン(初月無料・半年間月額半額) があるので、おトクです。データSIMと同様ですが、安定性重視の場合はIIJmio が選択肢に入ります。
LINEMO 「ミニプラン」の半年間実質無料キャンペーンについて
現在、「PayPayポイント990円相当を半年間、毎月プレゼント」というキャンペーンをやっています(キャンペーン終了日は未定)。また、5分のかけ放題が1年間無料になるキャンペーンもあり、こちらも魅力的です。
12カ月以内の利用がおトク。5分かけ放題1年無料も!
【Oaxis 非推奨】コスパ重視のデータSIMならb-mobile「190padsim プラン」
メーカー非推奨のため、あくまで使用は自己責任ですが、コスパ重視で試すなら、b-mobileの190PadSIM というデータSIMがオススメです。今のところ筆者はこのSIMを使えていますが、使えないケースもあるようです※。
※APN設定がうまくいかない場合は、後述の筆者が開設しているAPN設定についての動画を参考にしてみてください。
190PadSIMは、0~0.1GB(100MB) は209円(税込)、0.1~1GB は528円(税込) という価格設定が、データをあまり使わないスマートウォッチにぴったりです。
つまり、「普段は月額209円で使って、もし100MBを超えても528円ですむ」ということになります
実は、100MBまでの最安はHISモバイルのビタッ!プラン です(月額198円)。ただし、100MBを超えると、770円(100MB~2GB) になってしまうので注意が必要です。したがって、「ほぼ毎月100MBに収まる使い方であれば、HISの方がおすすめ」ということになります。なお、ビタッ! プランはデータ容量の上限設定をする必要があるのですが、2GBで問題ないと思います。こちらもメーカー非推奨のSIMですので、使用する場合は自己責任でお願いします。
「190PadSIM」は、100MB こえても1GBまで528円で安心!
なお、b-mobile って聞いたことないけど大丈夫? という方はこちらの記事 を参考にしてみてください。
【Oaxis 非推奨】コスパ重視の通話SIMならHISモバイル「自由自在290 1GB」
メーカー非推奨で全ての人が使えるわけではないのですが、前述のHISモバイル 「自由自在290」のデータ容量”1GB” のプランがコスパ最高の通話SIMです(筆者はこのSIMも使っています)。こちらも使用する場合は自己責任でお願いします。
0~100MB(0.1GB)まで基本料金が290円(税込)なのに加えて、通話料が”9円(税込)/30秒” ととても安いのが、専用の電話アプリなどを使えないスマートウォッチ向きです。
なお、日本通信の合理的シンプル290プランも同じ290円でデータ容量”1GB”で、とても魅力的なのですが、筆者が実際に契約して試したところ、APN設定してもデータ通信できませんでした。
「自由自在290」は基本料だけでなく通話料も安い!
SIMカードの挿入からAPN設定までの解説
うまく初期設定できるか不安な方も多いと思いますので、スマートウォッチのSIMカード挿入から初期設定(APN設定)までを動画で解説しました。ただし、Oaxis に問い合わせたところ、APNは自動設定化を進めているそうなので、SIMを入れて電源ONしただけで”4G” の表示がされ、データ通信(IP電話やビデを通話、チャット) できた場合は、動画後半のAPN設定の部分は無視してください。
ワイヤレスイヤホンも買った方が良い?

ワイヤレスイヤホンもあった方が良いかしら?

myFirst Carebuds だね! ぼくの感覚だと、小学1~3年生ぐらいまでは無くてもよいかなー。イヤホンがないと会話が筒抜けだったり、周りの騒音が大きい時に会話しにくいってことはあるね。音楽好きの子だったら、あった方が良いね!
Oaxis は、これまで販売してきた骨伝導イヤホンに加えて、完全ワイヤレスイヤホンを発売しました。デザインはアッ〇ルのイヤホンに似た感じで子供も喜ぶデザインだと思います。色は、子供向けということもあってカラフルな配色になっています(全4色)。
ワイヤレスイヤホンのメリット・デメリットは以下の通りです。
ワイヤレスイヤホンを使うメリット
- 会話が漏れないので、高学年になっても恥ずかしくない
- 時計に向かってしゃべらなくてよい
- 留守番することやお迎えの状況などが外に漏れにくくなるので、セキュリティが向上する
- 大きな道路の近くなど、騒音の大きな場所で通話するときに、音が聞き取りやすく会話しやすい
- 1人の世界に入りやすく、時計内蔵スピーカーよりも音楽を楽しめる
ワイヤレスイヤホンのデメリット
- 外音の自動取り込み機能があるが、耳をふさいでしまう
- 音楽付きの子供の場合、たくさん曲(MP3) を入れることになり、親の手間が増える
耳をふさぐことが不安な場合は、骨伝導のワイヤレスイヤホンmyFirst BCW かmyFirst BCWL がおすすめです。
myFirst Carebuds(ホワイト&ピンク色) をつけた娘の写真がこちらです。リクエストされた曲をいくつか入れたところ、楽しそうに熱唱していました。最大音量が85dB で耳に優しいところも安心ですね。

Carebudsについては、仲良くさせていただいているコミックエッセイストの星田つまみさんが、ブログなにかと徒然クライシス の中で、わかりやすく漫画で紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
公式サイトでmyFirst Fone S3 を買った人は20%オフ
まとめ
本記事では、2023年発売のOaxis のキッズスマートウォッチmyFirst Fone S3 をレビューしました。
見守り機能に大きな変更はありませんでしたが、個人的に新機能のグループチャットが、とても便利になったと思います。また、親子間だけだった連絡が、兄弟姉妹間(スマートウォッチ同士)でできるようになった点も評価できると思います。
また、S3の発売に合わせて、親のスマホに入れる管理用アプリも一新されたため、一部を紹介しました。特に、ホーム画面から複数の子供の位置が確認できたり、ホーム画面のサムネイルから連絡できるようになった点は非常に使いやすくなりました。ただし、未だリリース直後で不具合もあり、今後のアップデートに期待したいです。
新機能の子供向けSNS”Circle(サークル)” は、挑戦的な機能ですが、うまく使うことができれば、家族や友達間のコミュニケーションが増えると思います。特に、家族間は問題なく楽しめると思います。Oaxis が目指すような友人同士のコミュニケーションに関しては、今の日本ですぐに広がるとは思えませんが、今後、利用者が増え、アプリや”Oaxis” の知名度が上がっていけば、可能性は秘めていると思います。
最後に、SIMの選び方とオススメ、初期設定(APN設定)までを解説しました。慣れない人は、SIM 選びや初期設定について不安に感じるかもしれませんが、本記事を読んでいただき、安心してSIMを契約していただければと思います。また、よくわからない点や質問がある方は、ページ最下部のフォームからコメントを投稿できますので、お気軽にどうぞ!
それでは、ぜひ、myFirst Fone S3 の購入を検討してみてください!
LINE公式アカウントを友達追加で10%オフ
コメント
いつもブログ、インスタ、Twitterと参考にさせて頂いております。
ついに我が家もS3を小3息子に導入したのですが、日本通信のSIMが非対応だったようで、取り急ぎ3ヶ月は元々ついてきたSIMを無料期間だけ使って、その後はhisモバイルにしようと思っています。
公式サイトを見たら1GBまでのものだと非対応になっていたのですが、カワエビさんはご使用されてるとの事。290円で収まっていますか?1GB設定のもので問題なく使えてますか?良かったら教えてください。
コメントありがとうございます!Twitter もインスタも見ていただいているとは感激です!!
日本通信のSIMは「合理的シンプル290プラン」のことを仰っているのだと思います。確かにOaxis推奨ではないですが、使えないことはないと思います。日本通信の姉妹ブランド(?) のb-mobile のSIMは実際に私が使っていますし、Oaxisの「よくある質問」 の非対応SIM に記載はありません(対応とも書いていないですが)。ただ、最近までS3の通信が不安定だったので、たまたまタイミングが悪くつながらなかったということはあるかもしれません。もしまだ解約されていなければ、時間があるときにもう一度トライしても良いかもしれません。。
次にHISモバイルですが、私は特に問題なく使えています。もちろん使い方次第ですが、我が家の場合、データ通信で290 円超えたことはないですね(つまり100MB以下で収まっています)。また、基本的に従量課金制のSIM は使った分だけ月額が高くなるだけで、通信速度が変わるわけではないので、「1GBだとダメ、2GBだとOK」のようなことは当てはまらないと思います。おそらくOaxis が心配しているのは、従量課金ではない1GBプランのSIM を使って、1GB超えた時に速度制限がかかることだと思われます。ただし、従量課金でもリミットを設定した場合は、同様のことが起こりえます。
ありがとうございます。日本通信の290円SIMを入れると、本体が常に熱く、触らなくても10分〜15分で10%ずつバッテリーが減っていき、数時間しかもたない状況でした。
昨日と今日とやってみたのですが、同じ状況で4Gの表示もついたり消えたりと不安定で、再起動やSIMの抜き差しをしてもダメでした。
3ヶ月の無料期間中に何度か試して、いけたらラッキーくらいな気持ちでダメならHISモバイルに乗り換えようと思います。
あ、初期設定などもめちゃくちゃ参考になりました。ありがとうございます。
ありがとうございます。「めちゃくちゃ参考になりました」のコメント、嬉しいです😭 励みになります。
日本通信のSIMの件、ずっと電波をつかみに行っているような感じですね。。日本通信とOaxis それぞれの「対応Band(帯域)」を見ると、つながりそうな気はするのですが・・・。
根拠はないのですが、通信が不安定な時にVoLTE の設定を変えて再起動すると改善することがあります。もしまだやられていなければ、試してみてください。
色々ありがとうございます!
アプリ、ウォッチ共に最新ですが、アプリの方は昨夜更新されたばかりのようですね。やってみたいと思います!
そして、セーフゾーンを設定しているとエリア外だと延々と「セーフエリス外です。」と謎の日本語の通知が来るんですね。見守りのGPSとの使い勝手の違いに困惑しています。早く使いこなしたいです。
セーフゾーンの本来の機能は、「エリア外に出たら一度だけ通知が来る」だと思います。私は正直、この機能はあまりあてにしていません(この辺も記事に書かないといけないですね・・・)。私の推測レベルですが、GPSの精度の問題があって、狭い範囲(数百メートルぐらい?) に設定すると、頻繁に通知が来てしまうような気がします。見守りGPSは、対応する衛星の数が多いため位置検出の精度が高く、かつ安定している(タイミングによるバラつきが少ない)はずなので、出発・到着通知の精度、安定性ともに高いのではないかと思います。
たびたびすみません。
ちなみに、スマートウォッチのソフトと、スマホのアプリは最新になっていますでしょうか?2023年5月1日現在の最新バージョンは以下の通りだと思います。
スマートウォッチ:S3_FoneOS_JA_V1.1.9
アプリ(myFirst Circle): v1.4.4
やはり、日本通信だと電波掴めず、、、残念です。
チャットの通知もないので、ビデオ通話がメインになるので1GBあると安心だったのですが。100MBのHISモバイルを契約したいと思います。
GPSはおまけですね。とりあえず今年いっぱいは見守りGPSも契約しているので併用したいと思います。
日本通信残念ですね。。合理的シンプル290プランは、私も不勉強で的確なアドバイスできず、申し訳ないです。
同じ結果になるだけかもしれませんが、私も契約して試してみたいと思います。
GPSについて補足です。セーフゾーンは微妙なのですが、リアルタイムの位置検出と追跡機能はそれなりに使えると思います。たまに変なところさすときはありますが。。
たびたびすみません。一つ忘れていました。
チャットの通知が来ないのは、ソフトウェアの不具合なので、おそらく近いうちに修正されると思います。
みしかさん
私もmyFirst Fone S3 に、日本通信の「合理的シンプル290プラン」のSIMを試してみました。残念ながら、私も同様につながりませんでした。私の場合は、4Gの表示も出ない結果でした。。取り急ぎご報告まで。
カワエビさま。コメント失礼します。高学年の息子の友達が携帯を持ち始め、携帯はまだ早い。と、最近S3を買いました。
付属の3ヶ月無料のSIMカードで家族間の連絡は取れるようになって喜んでいますが、通話SIMに変えるとスマホの友達と電話で連絡が取れるようになりますか?
また、その際友達にアプリを入れて貰う必要があるのでしょうか?
コメントありがとうございます!
私は使っていないのですが、付属のmyFirst Free SIM は通話SIMのはずなので、電話は使えると思います。アプリは必ずしも必要ありません。
その場合、添付図の「連絡先セーフリスト」で友達の電話番号を追加できます。手順としては、まず、チョコさんのスマホの電話帳に、その友達の電話番号を追加してください。次に「連絡先セーフリスト」をタップすると、スマホの電話帳を開くので、先ほど追加した友達の電話番号を選択してください。そうすれば、スマートウォッチの連絡帳に友達が追加され、電話連絡ができるようになります。ただし、通話料が別途かかるので、その点はご注意ください。通話料をかからないようにするのなら、アプリを入れてもらうしかないと思います。
カワエビさま
ご丁寧に画像で分かりやすく教えていただき、ありがとうございます🙇
息子が聞いたら喜びます🎵さっそく、やってみたいと思います✨
カワエビさまに教えて頂いた通り、連絡先セーフリストに追加する事はできました✨
3Sの連絡先にも表示はでましたが、通話ボタンが薄い表示で電話はかけられませんでした。通話SIMに変えたら出来そうな感じがするので、HISのSIMカードに変えてみようかと検討中です。
そこで、SIMカードを途中で変えるには、初期化が必要でしょうか?
初期設定にかなり苦労したもので、カワエビさまのアドバイスが頂けると有難いです。
チョコさん
セーフリストに追加できてよかったです! 試しに、私も付属のmyFirst Free SIM を使えるようにしてみたのですが、同じ状況になりました。指示通りSIMのホルダー(カード?) に書いてある番号をアプリの電話番号のところに登録しても電話できないですね。。。ソフトウェアの不具合かもしれないので、Oaxisに問い合わせてみたいと思います。
なお、仰るようにSIM をかえる方が手っ取り早い気もします(どうせ3か月目には乗換えると思いますので)。HISの自由自在290プランはおすすめです。初期化は特に必要ないです。おそらくAPN は自動設定でいけるような気はします。もし自動設定できなかったら、私の記事に埋め込んであるYouTubeのAPN 設定の解説動画を参考にしていただければ、大丈夫だと思います。万一うまくいかなくても相談にのりますよ!
カワエビさま、myFirst Free SIMに入れ替えて試して頂いたそうでありがとうございます✨
その上、不具合か問い合わせしてくださるとの事で、感謝いたします🙇
オススメして頂いたSIMカードに変える際は、カワエビさまのYouTubeを参考に入れ替えてみようかなと思います。
その際は、またご相談させてください。優しく心強いお言葉、ありがとうございました。
すみません! チョコさんが正しくて、私が勘違いしていました。myFirs Free SIM はデータSIMでした。完全に思い込んでいました。失礼しました。。
別のSIM にする際は、最初はSIMを入れて電源を入れて、Wi-Fiを切ってみてください。しばらくして「4G」の表示が現れたら、自動設定されているのでAPN設定は不要です。アプリの電話番号のところに電話番号を登録するのはお忘れなく!
カワエビさま、ご連絡ありがとうございます✴️
分からない事だらけの3Sに不安でしたが、丁寧に教えてくださり安心しました。今は買って良かったな~✴️と感じています。
オススメのSIMカードを購入してみようと思います。色々な相談にも応えて頂き、ありがとうございました🙇✨
はじめまして!
myFirst Fone S3を購入しようと思っているんですが公式サイトで購入ボタンを押しても購入できません💦
なにか方法があるんでしょうか?
カワエビさんはどちらで購入されましたか?
コメントありがとうございます! LINEの公式アカウントを友達追加すれば10%オフされるクーポンがもらえるので、公式サイトで購入するのがおすすめです!!
公式サイトのニュースのところに、カートに追加されない不具合が発生していると記載がありました。ただ、「他の購入窓口」と書いてあるところがどこにあるのか、説明を見てもよくわかりませんね。。先ほど私のAndroidのスマホ(ブラウザはGoogle Chrome)で試してみたのですが、カートに追加できました。例えば、以下のどれかを試してみることはできないでしょうか?
①スマホのブラウザの設定でスマホ版のサイトを「PC版サイト」に切り替えてみる
②他のブラウザ(Edge, Firefox など)でやってみる(アプリを入れなければいけないですが)
③PCやタブレットがあれば、そちらで試してみる
④他のスマホがあれば、そちらで試してみる
あと、仰っている購入ボタンとは違うかもしれませんが、公式サイトの以下のボタンはページ内リンクが切れているみたいです(2023年5月13日時点)。もしこちらのボタンのことでしたら、同じページの一番下に別の「カートに追加」ボタンがあるので、そちらを試してみてください。
無事購入出来ました!
親切に教えて頂きありがとうございました☺️
良かったです!
また何かあれば、遠慮なく!!
こんにちは◎
S3を購入しようと思うのですが、今使っているソフトバンクのキッズフォンに入っているナノsimを入れ替えて使用できると思いますか?
nanoSIMということなので、キッズフォン2ということですね。
私はやったことがないので、正直、「やってみないとわからない」というのが答えになってしまいます。
根拠は以下の通りです。。
1⃣ キッズフォン2とmyFirst Fone S3 の対応バンド(周波数帯)の仕様を見ると、使えそうに見えます。
2⃣ キッズフォン2に関する重要事項説明書 を見ると、「他のソフトバンク携帯電話では原則ご利用できません。」と書かれているので、何等かロックがかかっている可能性があります。
3⃣ ソフトバンクHPにキッズフォンのAPN情報が載っていないので、初期設定できない可能性があります。ただし、スマホ向けのSIMの設定方法 のところのAndroid のAPN情報で設定できる可能性もあります。ただし、キッズフォン向けのAPNを分けていたらダメですね。
丁寧なお返事、ありがとうございます。
S3購入致しました。
届くのが楽しみです🌟
通話SIMですが、キッズフォンのものがセットアップ出来なかったら、他の通話simでやってみます◎
楽しみですね!!
また何かあれば、遠慮なくどうぞー🦐🦐