キッズスマートウォッチのmyFirst Fone シリーズを検討しているんだけど、SIM はどれが良いのかな?
R2とS3+ はSIMフリーじゃないんだね。少しでも月額はおさえたいから、やっぱりSIMフリーのモデルにするよ。おすすめのSIMを教えて!
まずは、買ったときにスマートウォッチにセットされている専用SIM※ がおすすめだよ。最初の3か月無料だから、お金をかけずに、実際にスマートウォッチを使いながらSIMを検討することができるんだ!
※ただし、2021年モデルのmyFirst Fone R1 は専用SIM が使えない(付属していない) ので、R1 を購入する場合は専用SIMを除外して検討してください。
ども!カワエビです。X とインスタ もやっています。本記事へのコメント投稿もできますので、質問などある方は一番下のフォームからお気軽にどうぞ!
最初に使うべきSIMは、myFirst Free SIM (myFirst Fone S3/ R1s/R1c 専用のデータSIM) です。初期手数料がなく、最初の3か月無料(R1c は1か月無料) なので、まずはこの専用SIMを使うのがおすすめです。もちろん解約手数料もありません。
キッズスマートウォッチは実際に使ってみないと、「どれぐらいビデオ通話するか?」とか「どれぐらい写真を送ったり、アップロードしたりするか?」が想像つかないと思います。そのため、まずは専用SIMで実際にスマートウォッチを使いながら、ご家庭に合ったSIMを選ぶのがオススメです。
そうなんだ。無料期間が終わったあとも専用SIMを使うのはあり?
専用SIMはデータ無制限だから、たくさんビデオ通話をしたり、写真をアップロードしたりする場合は、使い続けたほうがおトクだよ! ただし、月額980円(税込)でやや高めだから、乗り換えた方がおトクになるケースが多いかなー。
格安SIMはたくさんあって難しいんだよねぇ。端末との相性もあると思うんだけど、どう選んだらよいの?
ややこしいから順番に説明していくね! 以下の2点を考えながら読んでもらえると、選びやすいと思うよ!
- SIMの乗り換えやキャンペーンの手続きが面倒だと思うかどうか
- 音声通話SIM(後ほど解説します)が必要か、データSIMで十分か
本記事では、まずメーカー(myFirst Japan) が「どういったSIMを推奨しているか?」について説明します。次に、「データSIM」のメリット・デメリットと、メーカー推奨データSIMのコスト比較をまとめました。さらに、「音声通話SIM」のメリット・デメリットとコスト比較を解説していきます。
「細かい説明はいいから、早くおすすめのSIMを教えて」という人は、結局どのSIMがおすすめ? (本記事のおすすめSIMの紹介部分に飛びます) をご覧ください。
myFirst Fone シリーズで使えるSIMの条件
2023年6月にmyFirst Japan(旧Oaxis) 公式サイトが更新され、利用できるSIMについての条件と動作確認されているSIMのリストが新しくなりました。ざっとまとめると、以下の通りです。
myFirst Fone シリーズに使えるSIMの要件
- データ容量2GB以上のプランであること
- ドコモ回線(タイプD)かソフトバンク回線(タイプS)を選ぶこと(au回線は使えない)
- 「SIM」「nanoSIM」「マルチSIM」「物理SIM」と表記されているものを選ぶこと(SIMカード無しのeSIMは使えない)
- 公式サイトの「対応SIM」のリストに記載されていること(リストはこちらのページ の「対応SIMカード」「非対応SIMカード」を見てください)
「データSIM」のメリット・デメリット | 月額重視ならデータSIM 一択!
「音声通話SIM」と「データSIM」があるけど、データSIMで問題ないのかな?
基本的にデータSIMで問題ないよ。メリットは月額が安いことだね!ただし、以下2つのデメリットがあるから注意してね。
- 090/080/070から始まる電話番号を持つことができないので、キッズ携帯やキッズスマホの友達と電話で連絡を取ることができない
- スマホのアプリ(myFirst Japanのサーバー)がトラブった場合に連絡が取れない
データSIMは、電話番号(090, 080, 070から始まる電話) を持つことができないので、通話はLINEのように「IP電話」と「ビデオ通話」のみになります(専用アプリを使用)。したがって、友達と”電話” で連絡を取りたい場合は、音声通話SIMを選ぶ必要があります。
以前はアプリを開いていないと通知が来ないトラブルがあったため、音声通話SIM がより安心だったのですが、現在は改善されているので、そこまで通話SIMにこだわらなくても良いと思います。ただし、サーバーがトラブる可能性もゼロではないので、コストの問題が無ければ音声通話SIMを選んだ方が安心感は高くなります(通信手段が一つ増えるので)。
「データSIM」のコスト比較一覧とおすすめの紹介
myFirst Japan 公式サイトで「対応SIM」としてリストに書かれている”データSIM” の中から、比較的コスパが良いものを一覧で比較しました。キャンペーンについては、「光回線やスマホの契約とセットにすると安くなる」といったハードルの高い条件付きのものは除外しています。
myFirst Japan | NUROモバイル | IIJmio | イオンモバイル | ビッグローブ | |
---|---|---|---|---|---|
プラン | myFirst Free SIM | VSプラン | ギガプラン | データSIMプラン (タイプ 1) | データプラン |
回線 | ソフトバンク | ソフトバンク | ドコモ | ドコモ | ドコモ |
データ容量 | 無制限 | 3GB | 2GB | 2GB | 3GB |
データ通信の月額(税込) | 980円 | 627円 | 740円 | 748円 | 990円 |
初期手数料(税込) | 0円 | 3,300円+ 440円※1 | 3,300円+ 433円※1 | 3,300円 | 3,300円+ 433円※1 |
キャンペーン | 3ヵ月無料※2 | – | – | – | – |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※1 SIMカード発行手数料
※2 R1c(2024年モデル) のみ、1ヵ月無料
上述の通り、myFirst Free SIM(専用SIM) を使わない手はないので、まずは専用SIMがおすすめです。次に乗り換え先の候補ですが、コスト重視であれば、NUROモバイル「データSIM VSプラン 3GB」がオススメです。通信の安定性重視であれば、シリーズ発売当初から推奨されているIIJmio「音声SIM ギガプラン 2GB」がオススメです。筆者がmyFirst Japan のエンジニアの方に直接聞いたところ、IIJmio は、これまでほぼトラブルがないと仰っていました。
通信の安定性重視の人におすすめ!
専用SIMは安心・おてがるの「データSIM」
専用SIM(myFirst Free SIM) の特長は以下の通りです。やや月額高めなので、無料期間が過ぎたら、乗換えの検討が必要ですが、安心感と手軽さは抜群です。
- 最初の3か月は月額無料
- メーカーが動作確認しているので安心
- トラブっても遠慮なくメーカーに相談できる
- 最初からSIMがセットされていて、とにかく手軽。SIMを入れる必要も無いです。
- データ無制限なので、たくさんビデオ通話したり、写真をアップしまくっても大丈夫!
- 国際ローミング対応なので、海外旅行の時も使える
- 事務手数料・解約手数料無料
最初のおすすめポイントは、メーカーが動作確認している安心感です。もし何らかトラブった時も遠慮なくメーカーに相談できます。
次のおすすめポイントは”手軽さ”です。購入時にSIMカードがスマートウォッチにセットされているので、SIMを入れる手間がありません。そして、公式サイトで指示通りにユーザ情報と支払い方法(クレカなど) を登録したら、電源オンですぐ使えます。複数のSIMを比較して、契約して、送られてくるのを待って・・・といった面倒がないのは大きなメリットだと思います。
また、多くの人にはオーバースペックですが、データ無制限と国際ローミングができるというメリットもあります。ビデオ通話をたくさん使う人や、写真をたくさん撮ってCircle(サークル)を活用しまくる人、海外旅行に頻繁に行く人にはメリットとなりそうです。
はじめて契約の方は3か月無料。手数料もなし!
「音声通話SIM」のメリット・デメリット | 友達と電話したいなら音声通話SIM!
音声通話SIMのメリットは、通話の手段が増えて安心なんだよね? デメリットはないの?
デメリットは、この2つかな?
- データSIMと比べるとやや月額が高め
- 電話を使うと、基本料以外に通話量がかかる(11~22円/30秒)
前述の通り、アプリがトラブって通知がこなかったり、ビデオ通話・IP電話がつながらない時に、音声通話SIMにしか使えない電話機能※が活躍します。ただし、基本料金以外に通話料(9~22円/30秒) が発生するので、注意が必要です。
※090/080/070 から始まる番号を使う電話
あらかじめ、お子さんに「もしIP電話やビデオ電話がつながらなかったときだけ、「☏ 電話」マークの電話をかけてね」と言っておけば、もしスマホ側がトラブっても、子供から連絡ができるし、通話料も安く抑えられます。なお、アプリから通話機能を”IP電話のみ”に限定する機能もあり、普段はこれをオンしておくという方法もあります。
「音声通話SIM」のコスト比較一覧とおすすめについて
公式サイトで「対応SIM」のリストに書かれている”音声通話SIM” の中から、比較的コスパが良いものを一覧で比較しました。こちらもハードルの高い条件付きキャンペーンは除外しています。
LINEMO | NUROモバイル | IIJmio | BIC SIM | イオンモバイル | |
---|---|---|---|---|---|
プラン | ミニプラン | VSプラン | ギガプラン | ギガプラン | 音声プラン (タイプ 1) |
回線 | ソフトバンク | ソフトバンク | ドコモ | ドコモ | ドコモ |
データ容量 | 3GB | 3GB | 2GB | 2GB | 2GB |
データ通信の月額(税込) | 990円 | 792円 | 850円 | 850円 | 968円 |
通話料(税込) | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 11円/30秒 | 11円/30秒 | 11円/30秒 |
初期手数料(税込) | 0円 | 3,300円+ 440円※1 | 3,300円+ 433円※1 | 3,300円+ 433円※1 | 3,300円 |
キャンペーン | 最大11ヵ月 実質無料 | 初月0円 翌月396円 | 最大6ヵ月間410円 | – | – |
キャンペーン終了日 | ~3/31(水) | 未定 | ~2/29(木) | – | – |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※1 SIMカード発行手数料
現在、LINEMO 「ミニプラン」は以下3つのキャンペーンを実施中です。この①と②を合わせると最大11ヵ月分が実質無料になり、とてもお得です。
LINEMO「ミニプラン」のキャンペーン
- 990円相当×最大6ヵ月:合計最大5,940円相当。開通月を1か月目として、3ヵ月目から毎月900円相当のポイントが付与されます。
- PayPayで買い物して最大5,000円相当がもらえる:最大5,000円相当。開通して3~6ヵ月目にPayPay決済で買い物することが条件。1回の買い物での最大20%相当のポイントが付与されます。さらに、このポイントは1回の買い物あたり2,000円が上限です。
- 5分の”かけ放題”が7ヵ月目まで無料
最大6か月間 実質無料。5分かけ放題7ヵ月無料も!
LINEMO のキャンペーン(PayPay との連携) や、キッズスマートウォッチ特有のつまずきポイントについて、「キッズスマートウォッチにLINEMOのSIMを契約するときの注意点」という記事で解説しているので、あわせてご覧ください。
キャンペーン抜きの月額重視であれば、NUROモバイル「音声通話SIM VSプラン 3GB」がオススメです。また、データSIMと同様ですが、安定性重視の場合はIIJmio「音声SIM ギガプラン 2GB」がオススメです。
通信の安定性重視の人におすすめ!
【ケース別】結局どのSIMがおすすめ?
以下3つのケース別に、おすすめのSIMを紹介します。
- 月額重視のケース
- 友達と電話したいケース
- 通信の安定性重視のケース
月額重視の人におすすめのSIM
できるだけ毎月の支払いを安くしたいんだけど、結局どのSIMがおすすめなの?
月額重視なら、こんな感じで乗りかえるのがオススメだよ! ただし、キャンペーンが終わったり内容が変わったりする可能性が高いから、乗り換える直前に確認が必要だね。
- 【1~3ヵ月目】専用SIM(myFirst Free SIM) (3ヵ月無料)
- 【4~11ヵ月目】LINEMO 「ミニプラン」(最大11ヵ月実質無料)
- 【12ヵ月目~】NUROモバイル の音声通話SIM「VSプラン 3GB」(初月無料、2~7ヵ月目 572円)
乗換えとかキャンペーンの手続きって忘れちゃうんだよね・・・。
う~ん。。だったらLINEMOをやめて「専用SIM」からNUROモバイル の「”データSIM” VSプラン 3GB(627円/月)」に1回だけ乗り換えるか、専用SIMもやめて、最初からNUROモバイル にしてしまうのが良いかなー。
乗り換えが面倒でなければ、最初は専用SIM(myFirst Free SIM) を使いましょう。3カ月間は完全無料なので、とにかくおトクです。次に、PayPay ポイントをもらうキャンペーンが面倒でない人は、LINEMO 「ミニプラン」に乗り換えるのがオススメです。myFirst Fone 専用SIM + LINEMO「ミニプラン」を合わせると、最大14ヵ月実質無料となります。9ヵ月目以降は、そのタイミングでおトクなSIMを選びましょう。今だったら、キャンペーン中のNUROモバイルの音声通話SIM「VSプラン 3GB」がおトクです。
友達と電話する場合におすすめのSIM
うちの娘はキッズケータイの友達と電話するから「音声通話SIM」にしたいんだけど、どれがいいのかしら?
友達と電話したい場合は、こんな感じで乗り換えるのがオススメだよ! 乗換えが面倒な場合は、最初から②のNUROモバイルの音声通話SIM を選ぶとよいかな。ただし、乗り換える直前にキャンペーン内容は確認してね!
- 【1~8か月目】LINEMO 「ミニプラン」(最大6ヵ月実質無料)
- 【9ヵ月目~】NUROモバイル の「音声通話SIM VSプラン 3GB」(初月無料、2~7ヵ月目 572円。8か月目以降は792円)
前述のLINEMO「ミニプラン」は音声通話SIMなので、友達と電話したい人にもオススメです。ただし、乗換えやキャンペーンの手続きが面倒な人は、最初からNUROモバイル の「音声通話SIM VSプラン 3GB」を契約するのがオススメです。
通信の安定性重視の人におすすめのSIM
見守り用だし通信安定性はゆずれないな。
安定性重視なら、この組み合わせがおすすめだよ!
- 【1~3か月目】専用SIM「myFirst Free SIM」 (3ヵ月無料)
- 【4ヵ月目~】IIJmio「データSIM or 音声SIM ギガプラン 2GB」(850円 or 740円)
安定性重視の場合も、メーカーがしっかり動作確認している専用SIMがおすすめです。
乗り換え先としておすすめなのは、IIJmio のギガプランです。データSIMは740円/月、音声通話SIMは月額850円/月です。IIJmioは、筆者が3世代前のmyFirst Fone S2 を使い始めた2020年に、既にメーカーが推奨していたSIMです。筆者がmyFirst Japan のエンジニアの方に直接電話で聞いた際も、IIJmio は最もトラブルが少ないと仰っていたました。
乗り換えが面倒な場合は、最初から②のIIJmio を選ぶのがおすすめです。
※キャンペーンは終了・変更となることがあるので、ご契約前に必ずご確認ください。
まとめ
本記事では、キッズスマートウォッチ myFirst Fone シリーズの購入を検討している(購入した)人向けに、メーカー推奨のSIMを比較して、ケース別の選び方を解説しました。
音声通話SIM必須ではない人は、まずは3ヵ月無料で手数料なしの専用SIM(myFirst Free SIM) を使うのがおすすめです。この専用SIMを使いながら、ご家庭に合ったSIMを選ぶとよいと思います。
次に、「データSIM」と「音声通話SIM」のメリット・デメリットを説明して、ケース別のSIMの選び方を説明しました。
最後に、「結局どれがオススメなの?」に対する筆者の回答をケース別にまとめたので、本記事を参考にして、ご家庭に最適なSIMを検討してみてください!
最大3ヵ月 実質無料。5分かけ放題7ヵ月無料も!
通信の安定性重視の人におすすめ!
コメント